大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P必殺仕置人」

2019.06.17 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は7月22日導入開始予定「P必殺仕置人」(京楽)全国50,000台

コンテンツ機が普遍化した本業界にとって、新しいコンテンツを供給する事は比較的簡単な時代だ。だが、昔のコンテンツは希少であり、さらに高齢層向けとなると時代背景的にも供給が困難な状況。それは『海シリーズ』『ジャグラーシリーズ』と業界オリジナルコンテンツが高齢層のメインを張り続ける状況が物語っているのだろう。
そんな中、高齢層向けとなる希少な初物コンテンツがリリース開始!本機はあの「仕事人」の『必殺シリーズ』であり、スペックは若年層からの支持も期待出来る仕様ともなっている!

そんな本機のスペックは約1/319.9のハイミドルV確ST機となり、最大の特徴となるST「真仕置CRASH」は《超速超継続》仕様!
大当り振分は特図1『3R(450個)&時短100回:50%・3R&ST130回:50%』、特図2『10R(1,500個)&ST130回:60%・3R&ST130回:40%』。《超速超継続》のST中大当り確率は約1/69.76の継続率が約85%となり、消化スピードはSA約25.7(1分当りの消化回転数)から大当り間約2分43秒程度と、スピードと継続率に大きな特徴をもっているのである!RUSH突入時の期待出玉は2400発当りの高い振分を有している「CR慶次漆黒」「CR牙狼TUSK」などをも凌駕する新規則機だ。

演出においては、「必殺仕事人」をベースとしたものとなり、シリーズファンには馴染みやすい演出となっている。ただし、「仕事人」は『主水』が主役なのに対して、「仕置人」は『鉄』が主役で登場人物の役割が若干異なっている。
ST中は3つの告知モードを任意で選択でき、特徴的なSTを多彩な演出で魅せ、飽きさせない作りとなっている!もちろん、『激震枠』ならではのド派手な演出やカスタム機能と、高継続スペックによるプレミア演出を多く体験出来る仕様となっているのだ!

本機「P必殺仕置人」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう!
コンテンツの訴求は「仕事人」のシリーズ機である事を全面的に推し出すとともに、登場人物の相関の訴求として、鉄と主水が《W主役》である事を理解させておくべきだろう!
そしてスペックに関しては、「65%規制緩和スペック」の新規則機として認知され始めてはいるものの「出玉速度の遅さ」を感じているユーザーは少なくない状況にあるので、《速さ》の訴求は行うべきであろう。

本機に対しての京楽の意図として、「仕事人」は長く遊べるスペック作りで「対高年齢層」としているのに対し、「仕置人」は《速い大連荘!》の過激なスペック作りにより「対若年層」としている。だが、コンテンツ相性としては一抹の不安があるのが正直な所である。
幅広い年代への訴求が出来る事は利点と取れるが、希少な旧時代のコンテンツなので、4円パチンコの支えとなっている高年齢層に遊技して頂く為の訴求を最優先にすべきだろう!

実は本機スペックの下位互換にあたる機種が少し前にリリースされており、その機種は「PハイスクールD×D」だ。『RUSH突入50% or 時短100回』『RUSH継続率85%』『SA19・転落ST』『RUSH大出玉50%』と見た目のスペックは近いもので、コンテンツは完全に若年層をターゲットとしたものとなる。当然ながら本機は上位互換にあたるので「メーカー差」を含め勝る部分が多いのだが、「ハイスクールD×D」の結果を見る限りではターゲット層に高年齢層を視野に入れておいた方が良いだろう。

先だって「牙狼8」が5万台リリースされ、後のお盆直前には「リング」のリリースが控えている事を考えると、非常に多くの中年層から高年齢層が動く時期となる。そのチャンスを活かす為にも遊技環境も含めた訴求によるユーザー誘導がポイントとなるだろう!

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