大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pリング バースデイ」

2019.07.01 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は8月5日導入開始予定「Pリング バースデイ呪いの始まり」(藤商事)全国20,000台

Jホラーの金字塔「リングシリーズ」の最新作が肝を冷やすには丁度良いお盆時期にリリース開始!「呪いの7日間」「運命の日」「呪い再び」「終焉ノ時」に続き5作目となる本機はシリーズ初となる点が多く、スペック・演出共に理解が必要となるだろう!

そんな本機のスペックは6段階設定の1種2種タイプで、初当り確率は①約1/319~⑥約1/199。ハイミドル〜ライトミドルをカバーし、他の設定搭載機と比較しても非常に設定差の大きいものとなっているのだ!
シリーズ初となる1種2種タイプによるRUSHは、初期機のSTの特徴である「連荘の速さ」を再現したものとなっている。RUSHは約1/8.462の小当りを時短回数以内に当選させるもので、時短(+保留4)回数別突破率(2種抽選のみ)は『1(5)回:46.7%、7(11)回:74.9%、90(94)回:99.9%』となっている。その時短回数の振分は初当り時『1回:85%、7回:14.5%、90回:0.5%』で、2連目以降は『7回:90%・90回:10%』と、「シンフォギア」タイプであり「まどか☆マギカ」にあった「ほぼ次回確定」を搭載した仕様となっている。RUSHの平均数値は『突入率:約56%・継続率:約78%』。
そして出玉振分は初当り時:ALL6R(約870個)、RUSH時:ALL10R(約1,310個)となっており、全体的なフローは同社機「緋弾のアリアAA」に近い作り。設定により初当り確率に大きな差があり、出玉率(S5.5・B39時)も当然ながら①約99%~⑥約124%と大きな差があるスペックとなっているのだ!

演出においてはシリーズ初となる「全編実写」を採用!ジャパニーズホラーの醍醐味である忍び寄るような恐怖感が繊細かつリアルに表現され、通常時から実写で体感できる。そして新ギミックとして「電話ギミック」が筐体右部に剥き出しになっており、液晶とは異なる場所での突発的な演出が恐怖を相乗させるものとなっている!RUSH中は時短回数などの状態を表す演出が豊富で、原作シリーズから任意で演出を選択可能、と飽きさせない作りになっているのだ!

本機「Pリング バースデイ呪いの始まり」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう!
コンテンツの訴求は演出を中心に『シリーズ初!通常時から全て実写演出!』『臨場感溢れる恐怖体験!』など、増強されたホラー要素を訴求する事で相乗効果を発揮するだろう!
一方、スペックは非常にデリケートで、『設定による確率訴求』は導入台数や地域差で内容を精査すべきだろう。等く訴求すべき点としては『RUSH中大当りALL MAXラウンド』や、ありきたりだが『最恐最速』など。設定要素や1種2種の訴求はコンテンツユーザーとの親和性が低い事から、訴求する際は自店の状況に合った内容で行うべきだろう。

本機は他の設定付き機種とは異なり、設定による確率差が大きい上に時短が少なく、ある程度明確に通常時の試行回数を算出しやすく、データから設定状況が分かる機種とも言える。高品質での提供を前提とした多台数導入店舗は全面的に打ち出す事も可能だろう。だが、若年層が喰いつくとメインユーザーである中高年齢層の遊技環境を破壊する心配もある。
先日LINE@で配信してもらった新機種評価でもお届けした通りに、スペックとしては高低を店舗が任意で操作可能となる事から、設定②~⑤を駆使して【活かさず殺さず】で運用する事がベターとも言えるだろう。もしくは、一つの在り方としてユーザー問わず【鉄火場】を演出する事も選択肢としてはアリかもしれない。

今週より「P牙狼」5万台が市場投下され、2週間後には「仕置人」が4.5万台投下される。そのために非常に多くのハイミドルユーザーの回遊が発生する事だろう。お盆直前、唯一のハイミドルとなる本機が他機種のお盆期間中の在り方を左右する可能性が高く、今年のお盆は特にパチンコユーザーが活性化する事に期待したい!年末にはスロット旧基準機大量撤去に伴う差し替えがある為に、パチンコにスポットが当たる繁忙期は本お盆がメインとなるだろうから、なおさらだ!

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