大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P DD北斗ジャギ」

2019.04.15 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は5月7日導入開始予定「P DD北斗の拳 主役はジャギ」(高尾)全国4,000台

昨年8月より市場導入が始まった新規則機。パチンコにおいて、新規則で一番の変更点は何と言っても『設定機能』だろう。そして同じく大きな変更点となったのは、パチスロも含めた型式試験の内容(難易度上昇)だ。市場へ販売されている機種からも開発が難航しているのを感じ取れる状況だろう。
前回の講座でも触れた内規緩和に伴い、開発が大きく変化する事が予想される訳だが、本機は現内規では初となる設定搭載ハイミドル機種となる!さらに本機は『新筐体』『新ジャンル・自販機パチンコ』と、メーカー開発の意気込みを感じる仕様となっている!

そんな本機のスペックはハイミドル転落確変タイプとなり、設定搭載である事の特徴として潜伏確変がある機種だ!本機の特徴の一つでもある大当り振分は「特図1・2共通:ALL10R・1,500個(新規則MAX出玉)」さらに「確変比率82%」なのだが、いわゆる『通ありST』の実質65%継続機(設定により若干異なる)と同等になる。設定機能は6段階となり、大当り確率は低確率:①1/319.6~⑥1/257.0、高確率:①1/133.2~⑥1/107.0で「転落確率:一律1/370.2」。
確変82%内での時短回数振分は「非電サポ中・100回+α:100回:20回=12%:50%:20%」「電サポ中・100回+α:100回=62%:20%」で、振分された時短回数内での当選が出来なかった場合に潜伏確変状態へ突入する。当然、潜伏中は通常同様に左打ちでの消化なので設定搭載機でありながらも、高確率状態での特図1抽選があるために設定差を見分ける事が非常に困難な仕様となっている!だが出率自体は『①98.9%~⑥120.3%』と高めの機種だ。

『新筐体』と『新ジャンル・自販機パチンコ』と謳っているように、盤面が自動販売機を模したものとなっていて非常にインパクトのある見た目だ。演出としては非常にシンプルな作りで、中央にあるデジタルに合わせて自販機の商品を使った演出により期待度を表す仕様となっている。スペック特徴である潜伏確変中の演出は特に示唆等が発生するようにはなっておらず、さらに設定示唆等の演出もほとんど搭載していない。

本機「P DD北斗の拳 主役はジャギ」の訴求ポイントは『コンテンツ&スペック』となるだろう!率直にどの点も大きな訴求効果は見込めない可能性があり、運用には十分に注意が必要となる。
非液晶機である事から原作訴求は困難となるので『新ジャンル・自販機パチンコ』『業界初!設定搭載ハイミドル』などになるだろう。スペック訴求は『ALL MAX出玉(1,500個)』がメインとなるが、一方で注意も必要だ。『潜伏確変』比率が高い機種となる事から『止め時注意!』の訴求する事が必要となるだろう!
将来的な稼働を考慮すれば「J-RUSH」等を遊技しているユーザーがターゲットとなる事が予想され、「ミリオンゴッド」などのように若年層が美味しい思いをする状況は避けるべきだろう!そして設定機能は高めの性能ではあるものの、設定示唆がほとんど無い事から当選確率による判断となる訳だが、潜伏確変が多い&高確率も少し重めの仕様となる事から判断が非常に困難となるので注意が必要と言える!

内規緩和に伴い、市場が大きく変化する可能性があるとはいえ、まだまだ市場の50%程度はハイミドルの市場となっている。「CR機」の販売がおおよそ終了している状況でもあるので、本機のような「P」機ハイミドルには次世代の為に市場活性化に期待したい!

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