企業を活性化させる1on1ミーティングとは

2018.06.21 / 連載

6月21日、パチンコ業界に特化した転職サイトを運営するパック・エックスは、受講料無料のセミナーをTKP上野ビジネスセンターで開催した。会場には139名の経営者や店長など企業の幹部クラスが参加した。

セミナーのテーマは「人が辞めない、人が育つ、アドラー式1on1ミーティングとは」。フェイス総研代表取締役などを務めた経験を持つ小倉広氏が講師として登壇した。

アドラー式1on1ミーティングとは、上司と部下による週1回から隔週程度の定期的な1対1の対話の機会を設ける社内制度のこと。インテルやマイクロソフト、ヤフー、グーグルといった多くの大企業で導入されている。上司と部下が定期的に会話をすることで、エンゲージメント(社員の会社に対する愛着心や思い入れ)を高め、離職防止、意欲向上、スキルアップ、問題の早期発見・対処、企業のスピード向上といった効果が期待されている。

3時間にわたって行われたセミナーは、良い1on1と悪い1on1の比較、成功のポイントなどを小倉氏が説明し、参加者は各テーブルごとに1on1ミーティングをロールプレイングで実践した。小倉氏は「最近は働く人の価値観が多様化していて、密にコミュニケーションを取らないと相手を理解することが難しい時代になった」などと1on1ミーティングが注目される背景について説明した。

写真1は株式会社小倉広事務所、代表取締役の小倉広氏

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