三木流「期待大！地獄少女の評価」

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは！！

６８回目の連載になりました。今回は、藤商事の地獄少女（納品10/25～）の評価をしてみたいと思います。パチンコで安定した人気の地獄少女がスロットになって登場します。さて名脇役機になれるのでしょうか？

＜ボーナス＞

REGボーナスと3種の擬似ボーナスを搭載。

■REGボーナス：42枚（全設定共通：1/304）

（表面上はレア役扱い）

■BIGボーナス（擬似ボーナス）：40G継続、平均上乗せ50G

■スーパーBIG（擬似ボーナス）：40G継続、平均上乗せ100G

■ゆずきボーナス（擬似ボーナス）：40G継続、平均上乗せ100G

＜確率＆出玉率＞

■ART初当たり確率

設定①：1/374

設定②：1/353

設定③：1/334

設定④：1/325

設定⑤：1/299

設定⑥：1/271

■出玉率

設定①：97.5％

設定②：99.5％

設定③：101.5％

設定④：104.0％

設定⑤：108.0％

設定⑥：112.5％

＜通常時＞

ベース：39G/50枚

天井：999G

天井到達でART発動

コイン単価：2.8円（設定①）

G数解除＆自力解除

■仕置きチャレンジ

REG成立で突入

8G継続、レア役高確率1/6

レベル3到達でART確定、レベル4到達でART+特化ゾーン

＜ART＞

純増：2.3枚/G

■地獄流し（通常ART）

1セット50or100ゲーム

G数上乗せタイプ

■仕置きの刻（上乗せ特化ゾーン）

10ゲーム+α継続

全小役でG数上乗せ抽選

地獄少女図柄揃いの1/5で0G連上乗せに発展

■地獄流し怨（特化ゾーンストック）

ART中のREGボーナス成立で突入

8G継続、仕置きの刻ストック高確率（期待度40%）

■午前零時（引き戻しゾーン）

ART終了後に突入、5G継続＋α

＜感想＞

筐体はリングやアレジンと同様のオーソドックスなものですが、液晶右側に人形の役物と羽の役物が搭載されています。液晶演出はパチンコでも好評だったように、総合的に出来はよく、独特の世界観もあり、雰囲気的には化物語に似たイメージでした。

スペックは純増2.3枚/GのART特化タイプで「まどか☆マギカ」を意識したスペックバランスとのこと。特徴的なのは、強レア役扱いのREGボーナスを搭載しているところです。そのREGボーナスは、通常時、ART中、擬似ボーナス中、いつ引くかによって、様々なチャンスゾーン、特化ゾーンに突入しますが、その全てが期待感の高いもので分かりやすくゲームを盛り上げます。

通常時のG数解除ではモードが4種類あり、狙い目ゲーム数が練られていて止めにくい仕様になっていますが、解析が進むとモード狙い、ゾーン狙いのハイエナが多くなる可能性もあります。特化ゾーン、擬似ボーナスなど複数種類ありますが、ゲームの流れは意外とシンプルですぐに理解できる内容でした。

新筐体や新機能はなく、斬新さには欠けますが、大崩れはしない新台という評価です。コンテンツにもファンが多く、販売台数も１万台予定なので安定した稼動が見込めそうです。ART特化のこれぐらいのスペックバランスの新台は12月以降の5.5号機でも登場するはずなので、多台数は必要ないかと思われます。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。