三木流「アステカ」の評価は?

2016.02.26 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!89回目の連載になりました。今回は、ユニバーサル製「アステカ」(納品4/17?~)の評価です。ユニバーサル有明本社のショールームで他ホールの方々と合同での説明会に参加してきました。自動で動く台を見ただけで、「アステカ」のスペック、ゲーム性は結局教えてもらえず不明ですが、現段階で分かる販売条件など含めてのレポートです。

<感想>
筐体は最新のプロジェクションマッピング技術を搭載した新筐体。液晶画面ではなく、プロジェクターが内臓されており、その映像を投影する盤面が3種類搭載されています。映像が搭載される盤面は、平面、箱型、湾曲型の3種類あり、それが演出ごとに入れ替わります。

平面は今までの液晶と同じ見え方。箱型は、奥行きがあり立体的な映像に見えます。湾曲型は、前に飛び出すような迫力ある映像になっていました。とにかく、今までに見たことがない斬新な映像で、驚きと感動さえありました。さらに、リール左右には小型のサブ液晶も搭載されています。スペックやゲーム性は現状では不明ですが、この筐体の評価だけで決めて欲しいとの営業マンの説明でした。

ここからは、スペックや販売条件など当社の予測での話になります。まず、スペックを伏せて隠していることは非常に不思議に感じます。もし、スペックやゲーム性も良いものなら、「ゲッターマウス」や「ハナビ白パネル」を「アステカ」とセットにして少しでも多く購入させたいので、事前に公表するはずです。

「アステカ」はすでに検定も通過済みなのでスペックを隠す理由はありません。新筐体のインパクトは強烈ですが、スペック、ゲーム性には過度な期待は禁物です。販売台数も4万台を予定しており、多くの店舗に導入されてしまうので、集客力にも期待できず、自店のお客様の流出防止のための新台という評価です。

GWの営業を考えると少台数でも導入することが重要でしょうか。「アステカ」は初代は大ヒットしましたが、「デルソル」「アステカレジェンド」「アステカリターンズ」など後継機はすべて低調な結果に終わっていることも忘れてはいけませんね。

販売条件は、ホールによって過去の実績など様々な点が考慮されて各店でバラバラな条件になると思われますが、ひとつの目安として以下を参考にしてください。
「沖ドキトロピカル」:4万台
「CRグレンラガン」:1.4万台
「ハナビ白夜Ver」:1万台
「沖ドキトロピカル30パイ」:1万台(地域限定販売)
「ゲッターマウス」:2万台
「ミラクル」(岡崎産業):0.2万台
上記6機種の販売台数を合計すると10万台程度。これに対して「アステカ」が4万台ですので比率としては、
「アステカ」:上記6機種合計=1:2.5
この程度が目安になるとの噂です。

他、聞いている条件は「ゲッターマウス」&「ハナビ白夜」と1:1ぐらいのニュアンスです。いずれにせよ、上記6機種の購入はどれでも条件になりえますので、粘り強い交渉をお願いいたします。

「アナザーゴッドポセイドン」「花火絶景」もプロジェクションマッピング筐体で開発中のものが参考展示されていました。「ポセイドン」は、今までの「ミリオンゴッド」系と同じような演出ですが、その映像クオリティが非常に高く、筐体からは風も吹き出す仕様になっていて見ただけ打ちたくなる出来栄えでした。

「花火絶景」は違った形の投影面でその面自体自体が激しく動きます。リール絵柄は4号機の「花火百景」と同じように見えました。「ポセイドン」はお盆商戦、「花火絶景」は年末商戦に販売が予定されているようで、今から今後のお付き合いが心配になってしまいました。。。。

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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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