三木流、Aタイプについて考える!!

2016.09.16 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 118回目になりました。今回は趣向を変えてAタイプについて考えてみます。

皆さんの思っているAタイプのメリットは……
①何時からでも打てていつでもやめられる
②万人性があるから誰でも打てる
③中古の資産価値が落ちない(売却リスクがない)

これらの要因が後押しして、ジャグラー以外のAタイプを導入したいというホールさんが増えているようです。

しかし、上記の3つにはそれぞれ相反するデメリットを含んでいると考えています。
①何時でも打てない!(データの悪い台しか残っていないので夜から打てない)
②設定看破要素等の知識介入が万人性を排除しやすい
③Aタイプが続々発売されるので中古価格が安定しない

いかがでしょうか。皆さんが思っているよりAタイプは客層が狭い現状があります。


Aタイプ打つ人は勝ちに拘る=設定に拘る

データ表示器の進歩、ネット情報の進歩により、一般の客が勝ちにくくなると、Aタイプは運用が難しいという結果になります。

安易にAタイプを増やしても稼働の足を引っ張りかねません。ただし複数の客層を取り込むと稼働が長持ちする傾向があるのでAタイプの稼働しそうな機械の条件は以下の通り。

①4号機ユーザー、5号機ユーザー両方を取り込めるか(複数の客層を取り込めるか)
②設定看破要素はある程度あるか?(打ち込み要素)
③液晶は客層を限定するので、非液晶機種がいい(演出はART機に勝てない・・)

こう考えると10月に発売が予定される「クランキーセレブレーション」はどうなるでしょうか・・・。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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