三木流、今年起きた重大ニュースは?

2016.12.23 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 132回目になりました。今回は私が独断と偏見で今年の5大ニュースをランキングにして締めくくりたいと思います。正直言って暗い話題が多すぎだった一年ですね。来年は明るい話題が一つ二つ出てくるといいんですが……。

[三木流5大ニュース!]
1位・・・遊技釘問題で業界大揺れ
2位・・・新基準機が軒並み不振
3位・・・全国店舗数1万店舗割れ目前
4位・・・5.9号機の概要が明らかに
5位・・・カジノ法案可決

[1位・・・遊技釘問題で業界大揺れ]
今年の重大ニュースで、遊技釘問題は避けて通れないでしょう。というより、後々歴史の転換点になるような出来事だった可能性もあります。毎月のように、行政、ホール、メーカーのアクションが、この問題でありました。文句なしの1位だったと思いますが皆さんはいかがでしょうか。

[2位・・・新基準機が軒並み不振]
2位の新基準機が軒並み不振。これも、プラスに考えるなら、機械頼み、新台頼みの営業からの脱却を考えるうえで、出玉の還元という、原点に立ち返る、いいきっかけになったと思います。

[3位・・・全国店舗数1万店舗割れ目前]
3位の1万店舗割れ目前に関しては、いよいよ来年には割れるでしょう。というか逆によく1万店舗以上維持していたよなという感想です。

[4位・・・5.9号機の概要が明らかに]
4位はこれも、お先の暗い話題でした、5.5号機が不振なのにさらに5.9号機とは・・・。自主規制もいいですが、自ら首絞めすぎではないですかね・・・。

[5位・・・カジノ法案可決]
5位のカジノ法案可決については、話が出ては、いつの間にか消えという感じですが、ようやく本当のスタートラインに立ったという感じでしょうか。外資系コンサルのIR担当に聞いたところ、実際稼働するのは、まだまだ大分先の話のようです。その前に、我々の業界が襟を正して頑張っていかなくてはと思いました。カジノが出来る前に業界が消滅なんてことがないように願うばかりです。

さて、今年を総括する言葉を一言でいうと・・・これは、コンプライアンスの重視でしょう。1位から5位まですべて関わっていることに気づきました。コンプラ重視なくして健全化なし。健全化なくして娯楽なし。こんなところでしょうか。次回が今年最後になります。2017年への展望を考えてみたいと思います。しかし、あらためて、2016年は歴史の転換点となる、激動の一年でしたね。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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