三木流、タロットエンペラーの評価は?

2017.11.03 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!177回目になりました。前回の、ユニバーサルブロス製「タロットエンペラー」(納品11/26~)の評価です。2000年に登場した鉢巻リールの大量獲得機「タロットマスター」の後継機が11月末に発売されます。当時、マニア受けした台でしたが、5.9号機時代にも受け入れられるのか、試打してきました。


<ボーナス>
■BIG:311枚
■REG:104枚


<確率&出玉率>
■BIG確率
設定①:1/426
設定②:1/405
設定③:1/392
設定④:1/368
設定⑤:1/???
設定⑥:1/???

■REG確率
設定①:1/426
設定②:1/415
設定③:1/395
設定④:1/381
設定⑤:1/???
設定⑥:1/???

■出玉率
設定①:97.4%
設定②:99.3%
設定③:101.1%
設定④:105.7%
設定⑤:?????%
設定⑥:?????%

■出玉率(フル攻略)
設定①:99.7%
設定②:101.73%
設定③:103.5%
設定④:108.1%
設定⑤:?????%
設定⑥:?????%

<通常時>
ベース:
38.9G/50枚(設定1)
42.1G/50枚(設定4)
約80G/50枚(設定6)

コイン単価:2.3円(設定1)
天井は無し

通常時から突然突入するRT100G(純増0.5枚)搭載
(出現確率は2日に1回程度)

<RT>
純増0.5枚/G

■タロットチャンス(RT30G)
30G継続(完走型ではない)
BIG終了後に必ず突入する1段階目のRT
ハナビのように消化中は逆押しハズシで延命する。
22G以降は順押しでジャックINするので、実質の継続は22G~30G
このRT中に1/128に当選すると、消化後にタロットゲーム(RT100G)に移行

■タロットゲーム(RT100G)
100G継続(完走型ではない)
BIG終了後のRTタロットチャンス中に1/128に当選すると突入。
(BIGの5~6回に1回は突入する)
また、REG後、1G目の1/4の抽選に当選すると突入。


<感想>
筐体は、アカギなどと同様のものですが全面液晶ではなく、リール上部に15cm角ぐらいの正方形の液晶が搭載されています。見た目はアクロスの他の台に近く、昔のタロットマスターと同じ下パネルと7図柄のデザインですが、肝心の鉢巻リールは搭載されておりません。オールドファンはこれをどう評価するでしょうか。

液晶の画質は粗く小さく、演出もタロットカードの登場がメインで、シンプルなものでした。液晶の右隣には、演出用の4分割の円形の的のようなランプが搭載されていて、液晶演出と同様に小役ナビが行われます。リールの出目と小役ナビだけなので非常にシンプル。ノーマルタイプ全体的に、液晶搭載のノーマルAタイプはヒットしない傾向にありので、こういったシンプルな演出はアリだと思います。

スペックはA+RT。ボーナス確率は少し重めですが、RT100Gを搭載することで出玉の塊を作る設計値になっています。

総評としては、RT100Gは魅力的ですが、コンテンツと出目、演出などはどうでしょうか。アクロス機の稼働が好調な店舗、アクロスコーナーがある店舗では、バラエティーに1台導入しておきたい新台ですが、アクロス機が揃っていない店舗では本機だけ導入することは難しいと思われます。

ちなみに今後の新台として、本機の仕組みを流用した「◯◯◯◯」が控えているとのことです。



【御礼】

秋のパチスロセミナー大盛況で終わる事が出来ました、多数の来場者様誠に有難うございました。ますます精進し来期以降も開催予定ですので今後とも、よろしくお願い申し上げます。またセミナーの資料が欲しい方は info@slot-support.co.jp までご連絡くださいませ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三木貴鎬(みき・たかし)

1972 年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー, タロットエンペラー, ユニバーサルブロス