三木流、グラップラー刃牙の評価は?

2017.04.28 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 150回目になりました。今回は、七匠製「グラップラー刃牙」(納品5/7~)の評価です。3年前にニューギンから登場して以来のグラップラー刃牙が七匠からGW明けに登場します。

<ボーナス>
CZとなる小当たりボーナス搭載のA+ARTタイプ

<確率&出玉率>
■ART初当たり確率
設定①:1/432
設定②:1/413
設定③:1/388
設定④:1/338
設定⑤:1/310
設定⑥:1/283

■小当たり(力みゾーン)
全設定共通:1/241

■CZ確率
設定①:1/227
設定②:1/217
設定③:1/210
設定④:1/189
設定⑤:1/180
設定⑥:1/176

■出玉率
設定①:96.7%
設定②:98.5%
設定③:100.8%
設定④:104.5%
設定⑤:106.8%
設定⑥:110.1%

<通常時>
ベース:41G/50枚
天井:1300G

■リアルシャドー(CZ)
15G継続、ART期待度:約30%

■徳川の決意(CZ)
15G継続、ART期待度:約50%

■超雄チャレンジ(CZ)
一発抽選、ART期待度:約80%

■鬼飛来(CZ)
1G継続、ART期待度:約70%

■力みゾーン(リアルボーナス)
確率1/241
CZの役割をするリアルボーナス
ART期待度35%

<ART>
純増2.0枚/G

■地上最強トーナメント(通常ART)
ART突入時は赤7 or 青7揃いからスタート。
青7揃いなら強ART。
前半15Gで対戦キャラを決定。
後半バトル勝利でART継続。
5戦勝ち抜けばEXバトル「地上最強の親子喧嘩」へ突入。

■地上最強の親子喧嘩(上位ART)
トーナメント5戦勝ち抜きで突入。
1セット20G 、継続率:85%

■鬼CHNACE(フリーズ)
1セット20G
1/4でARTストック


<感想>
筐体は、ロードオブヴァーミリオンと同じ、ドーナツビジョン全面液晶タイプで、下パネルも液晶になっています。

液晶演出は通常時の動きが少なくハイクオリティとまではいかないイメージ。しかし原作好きにとっては、登場キャラ、名場面で楽しめるでしょう。

スペックは純増2.0枚のA+ARTタイプ。CZの役割となるリアルボーナスが搭載されていますが、ゲーム性はART特化と同様です。

ART中は、敵とのバトルが繰り広げられます。ベルで攻撃、特殊リプレイでダメージを受けるのが基本の流れ。攻撃ポイントがMAXになれば勝つチヤンス、ダメージポイントがMAXになれば負けるピンチです。ピンチを回避すれば、ダメージゲージは0に戻り、攻撃ゲージは引き継いでいるので次回は勝つチャンスが訪れやすく、交互にチャンスとピンチが繰り返されるのが主なバトル展開。

ポイントの貯まり方は関連小役を引いても貯まらない時もあり、逆に2ポイントまとめて加算されたり、小役の引きとポイントの貯まり方は関連性が薄く感じました。ポイントがMAXに到達した後のジャッジメントも勝ち負けは小役の引きに依存しないようです。少し出来レース感があり、負けてARTが終了したときの納得しづらさを感じました。

5戦勝ち抜きの恩恵である85%のARTも20G継続と短く、平均7~8連では300枚ぐらいの獲得しかできず、出玉を伸ばすトリガーがわかりづらいという点が指摘できます。どうすれば勝てるのか、勝ちのイメージがわかりにくい感じがしますので、そこはPOPなどで補いたいところです。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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