ユニバーサル岡田会長〝事実上の解任〟一般紙で報道

2017.06.28

6月27日、毎日新聞電子版は「大手パチスロ創業者会長が“事実上解任”の大騒動」という記事を掲載した。

同記事によると「パチスロ機メーカー最大手、ユニバーサルエンターテインメント(ジャスダック上場)のオーナー創業者として実権を握っていた岡田和生会長(74)が、6月29日に開かれる定時株主総会で本人の意向に反して取締役から外される騒動が勃発している」とユニバーサルの取締役人事について触れており、創業会長である岡田和生氏が取締役から外されることを「事実上の“解任”との見方が出ている」と報じている。

続けて5月31日に発表された「株式の3分の2以上を保有する筆頭株主が賛同しているため、取締役選任の議案は可決される」というリリース内容を取り上げている。この背景については、6月8日に発表された「特別調査委員会設置のお知らせ」に掲載されていた「岡田会長と取締役の1人が、2年前に適正な社内決裁なしに第三者に約20億円を貸し付け、不正な行為が行われた疑いがある」ことが影響しているのではないかと論じている。

またユニバーサルの筆頭株主であるオカダ・ホールディングス(岡田会長が香港に設立した同族企業で、岡田会長が株式の46.38%、長男の知裕氏が43.48%、長女の裕実氏が9.78%を保有)について、これまで取締役は岡田会長1人であったが5月12日に長男と長女が岡田会長の取締役職を解き、新たに取締役2人を選任したとも報じている。

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