マカオ「小賭王」のロシアカジノが年内開業へ

2014.07.25 / カジノ

7月18日付香港の現地紙「アップルデイリー」によると、マカオのカジノ王スタンレー・ホーの息子で「小賭王」と呼ばれるローレンス・ホーが、極東ロシアのウラジオストク近郊で建設を進めるカジノリゾートが今年中にも開業することが分かった。

ホー氏が代表を務める投資会社・サミットアセットホールディングスの幹部がインタビューに答え、カジノは年内のソフトオープンを目指しており、まずはロシア国内の顧客を呼び込む考え。来年にはVIPフロアもオープンさせ、主に中国北部の富裕層を誘致するとの考えを示した。ホー氏はメルコクラウンエンターテイメントのCEOを務めており、マカオで「シティオブドリームス」など複数のカジノリゾートを運営している。マカオとロシアで顧客の食い合いも懸念されるが「マカオは広東省などの中国南部の顧客が中心で北方からの客は極めて少ない。ロシアのカジノでは中国北部の顧客を獲得していく」と語り、競合はしないとの見方を示している。

サミットアセットホールディングスの発表によれば、このカジノにはマシンゲーム800台、カジノテーブル65台が設置され、119室の客室を備えたホテルも建設される予定だ。

※写真は昨年9月に来日した際のローレンス・ホー

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