ビッグアップルの王蔵が香港市場に上場申請

2016.05.12 / ホール

5月11日、国際的なニュース通信社ロイターは、パチンコホール経営の「オークラ(原文ママ)」が香港証券取引所に上場申請を提出していたことが分かったと報じている。

報道で「オークラ」と記されているのは、「ビッグアップル」のほか、「ケイズプラザ」「モナコ」の店名で長崎県、佐賀県、福岡県、兵庫県、東京都、神奈川県で17店舗を運営しているケイズグループの中核会社(本社・長崎県)だ。1958年に長崎で創業し、1984年に株式会社ケイズとして法人化、2012年に王蔵株式会社に社名変更した。2003年にオープンした「ビッグアップル.秋葉原店」はファンの間でランドマーク的な存在として認知されている。

香港証券取引所に提出された申請書類によると、店舗数で見た業界ランキングは2015年末現在で68位、2014年の貸玉収入ベースで市場シェアは0.2%という規模だという。2015年12月中間期では同収入が規制変更の影響で前年比9.9%減の238億4900万円に縮小したと現時メディアは伝えており、上場による調達資金はホール企業の買収やホールのリニューアルなどに投入する計画という。

申請が認められた場合、ホール運営企業の香港証券取引所上場は2012年のダイナム・ジャパンHD、2015年のニラクに次ぐ3社目になる。

写真1はビッグアップル.秋葉原店(2010年撮影)

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