ハイライツの全株式・債権をJトラストが譲渡

2018.09.26

9月25日、遊技機や周辺機器のメーカーとして知られるハイライツ・エンタテインメント(以下、HE)の親会社であるJトラストは、同日に開催した取締役会において、HEの全株式およびJトラストがHEに対して保有する貸付債権の全額を、サイ・パートナーズに譲渡することを決議したと発表した。

この理由についてJトラストは「HEは、アイ電子株式会社として1973年に設立され、2014年10月にグループイン後は当社グループの総合エンターテインメント事業を担ってまいりました。直近では新たに開発した遊技機の販売が想定を下回って推移したことや、前期、販売方法を見直し一括方式以外にレンタル方式等を採用するなどの販売促進策を講じましたが、販売の回復には至らず、収益計上の長期化や費用先行となったことによりさらに収益環境が悪化するなど厳しい経営状態が続いておりました。親会社として、事業の立て直しを図ってまいりましたが、規制強化や競争激化などを背景に、再建途上で現在に至っております。このような状況を踏まえ、当社グループにおきましては事業の選択と集中の観点から、サイ・パートナーズ傘下で新たな戦略に沿って事業成長を図ることが、HE及び当社グループの価値の最大化に繋がると判断し、本件譲渡を決議したものであります」(リリースより引用)としている。

なおサイ・パートナーズは東京都中央区に本社を置く、不動産や企業再生の投資コンサルタント、プロパティマネジメントを事業とする企業。HEが今後もメーカーとして活動するのかについて、現段階でサイ・パートナーズからは発表されていない。

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