ネバダ州が事情聴取のため招聘/ユニバーサル

2015.10.19 / カジノ

10月18日、ブルームバーグによると、ネバダ州裁判所がユニバーサルエンターテインメントの岡田和生CEOを事情聴取のために招聘することが分かった。

聴取内容は2012年2月にWynn Resorts側が岡田氏を筆頭株主として不適格と判断した件だ。岡田氏は筆頭株主でありながら、フィリピンにおける新しいカジノ建設のために活動。フィリピンのカジノ要人に対し11万米ドルの賄賂を送ったと指摘し、これが取締役として問題であるとして、Wynn Resortsは岡田氏の保有していた株式を市場価格よりも格安で買い取ることを強制的に決定した。

この件については、今年3月にユニバーサル側はフィリピン当局の調査の結果、収賄はなかったと結論を出しており、米国司法省も証拠不足として調査を終了させる見通しであった。かつては盟友であったWynnとユニバーサルの紛争はまだ長引きそうだ。

写真はイメージ(ウィンマカオ)

Wynn Resorts, ユニバーサルエンターテインメント, 岡田和生