シーザーズ業績不振で従業員680人解雇へ

2014.11.20 / カジノ

11月17日、米ナスダックがウェブサイトに掲載したレポートによると、米国最大のカジノ運営企業シーザーズ・エンターテイメントが、近く従業員680人の解雇を行うことが分かった。

現在、同社は米国で39と国外で13のカジノリゾートを運営し、全社で約6万8000人の従業員を雇用するが、これらの施設の従業員や事務職員など約1%を解雇する計画だ。同社の業績と財務状況はともに思わしくなく、コスト削減は急務となっている。ゲイリー・ラブマンCEOによれば、できるだけコストを切り詰め、来年にはキャッシュフローを2.5億~3億米ドル程度積み増したい考えだ。

また、シーザーズは200億米ドルを超える巨額の負債について、主要債権者との間で再建計画の協議を進める。11月12日のブルームバーグの報道によれば、来年1月、シーザーズの関連子会社に米国版の民事再生法「連邦倒産法11章(チャプター11)」を適用する合意が交わされている。

※画像はラスベガスのカジノリゾート「シーザーズ・パレス」
© aberenyi - Fotolia.com

カジノリゾート, ゲイリー・ラブマン, シーザーズ, シーザーズ・パレス, ナスダック