ウィン・マカオが5%賃上げへ

2015.03.23 / カジノ

3月19日、ウィン・マカオは役員を除く全従業員に対する5%の賃上げを発表した。

マカオ半島のカジノリゾート「ウィン・マカオ」のほか、コタイ地区で来年開業の「ウィンパレス」で就業予定の従業員を含む約8,100名の賃上げを今月から行うという。マカオでは、今年1月に最大手のSJMホールディングスが5%の賃上げを発表して以降、3月に入ってサンズ・チャイナ、MGMチャイナも相次いで賃上げを発表している。

マカオ政府統計局の最新データによれば、カジノ従業員の昨年第4四半期の平均給与は20,860マカオパタカ(約31万4,000円)で前年同期よりも8.2%上昇。一方、同地では物価上昇が顕著なことから、今月初はじめ、立法議員が組織する労働者団体がカジノ企業に対する賃上げ要求の署名を政府に提出している。マカオのカジノ収入は不振を極め、今のところ復調の兆しは無い。一方でカジノ運営企業6社は、今年後半からリゾートの新規開業を予定しており、各社とも人材の流出には神経質になっているようだ。各社は今年に入ってから賃上げのほか、特別手当やボーナスの支給も相次いで行っている。

※画像はマカオ半島にある「ウィン・マカオ」

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