サンズ・チャイナ従業員6000人増員

2014.09.13 / カジノ

9月10日、マカオの現地紙「マカオビジネスデイリー」は、「ヴェネチアン・マカオ」や「サンズ・マカオ」などを運営するサンズ・チャイナが新施設の開業に向け、従業員を6,000人増員する予定だと報じた。これらの人員は、今後2年以内に開業する2つの新施設に向けた追加人員として採用される。

サンズ・チャイナは、2015年に「サンズ・コタイセントラル」内の新ホテル「セントレジスホテル」と、2016年には新リゾート「パリジャン・マカオ」の開業を予定している。エドワード・トレーシーCEOは「現在、我々はマカオで最多の2万7000名の従業員を雇用しており、今後の新規開発案件で6000名を増員する。」とインタビューに答えている。同社は、現在マカオのコタイ地区で5つのホテルを持ち、合計客室数は約9000室。新たにオープンする2つの施設では、約3500室を追加する予定だ。トレーシー氏によれば、平均客室稼働率は現在でも96%にまで達するという。一方、カジノに目を向けると、8月度の同社のマカオにおける市場シェアは、24.6%。6つのカジノ運営企業のなかでもトップシェアを誇り、2位のSJMの22.4%を2ポイント以上引き離す。トレーシー氏は「我々のホテルやカジノには充分なキャパシティと豊富なコンテンツがあり、競合他社の追随を許さない」と自信を見せる。同社は、新施設の投入により、今後もさらなるシェア拡大を狙う。

※画像は来年「セントレジスホテル」が追加される予定の「サンズ・コタイセントラル」と多くの観光客でにぎわう「ヴェネチアン・マカオ」のメインロビー

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