【会員限定】三木流、テラフォーマーズの評価は?

2016.05.28 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 102回目になりました。今回は京楽製「パチスロ テラフォーマーズ」(納品6/19~)の評価です。ヤングジャンプにて連載中のテラフォーマーズがスロットで京楽から登場。遅くなりましたが、内覧会にて試打してきました。

 <ボーナス>
テラフォーマーチャンス:33枚獲得(22~23G継続)

<確率&出玉率>
■ボーナス確率
設定①:1/149.6
設定②:1/144.7
設定③:1/138.3
設定④:1/132.4
設定⑤:1/124.8
設定⑥:1/119.4

■ART初当り確率
設定①:1/443.2
設定②:1/425.1
設定③:1/407.2
設定④:1/363.9
設定⑤:1/328.4
設定⑥:1/294.4

■出玉率
設定①:97.9%
設定②:99.0%
設定③:100.3%
設定④:104.1%
設定⑤:107.8%
設定⑥:112.0%

<通常時>
ベース:37G/50枚
コイン単価:2.6円
天井:以下の3種類でART確定
①ボーナス10回
②777G以降のボーナス
③チャンスリプレイポイントMAX

<ART>
純増:1.6枚/G(ボーナス込み1.9枚/G)

■マーズRUSH(通常ART)
1セット40G
継続率×セットストックタイプ
継続率76~97%

■テラフォーマーチャンス殲滅
ART中のボーナス
50%でセットストック
さらに殲滅成功の1/3で最終決戦に突入

■最終決戦(特化ゾーン)
毎ゲーム約1/3でARTをストック
継続G数は前半の極限人為変態バトルで決定

■極限人為変態バトル
1セット10G、バトル継続率約80%
継続のたびに最終決戦のゲーム数を獲得

■燈極限
特化ゾーン中のボーナス
「最終決戦」のゲーム数を大量獲得

■ミシェル極限RUSH
次回ボーナスまでの無限ART
MARS RUSH突入確定

<感想>
筐体はAKBバラの儀式と同様のもので右側上部にはテラフォーマーズの顔型の特大役物が搭載されています。役物の見た目のインパクトは強く、打ってみたくなる筐体でした。その役物の実体は、実は押しボタンで強演出時に押させる演出が発生します。

液晶演出は派手ですが、内容はオーソドックスなものでした。スペックはA+ARTですが、ボーナスはチャンスゾーンのような役割で枚数が33枚と少なく、ARTがメインで出玉を増やすタイプです。

ボーナス中の抽選に当選すればARTに突入します。平均すると3回に1回がARTにつながる確率で、バジリスク絆とボーナス&ART突入ともに似た数値となっています。ARTは1セット40Gで継続率がメインでの連チャン。ART中のボーナスは、セットストックのチャンスとなります。セットストックの特化ゾーンはそれ自体が1セット10Gの80%継続のARTとなっており、出玉を増やしながらセット数をストックします。

また特化ゾーン中のボーナスは大量ストックのチャンスとなり高継続率と絡めば、ロング継続に期待できる仕様です。ART継続は継続率とセットストックが絡むため、どこまで続くか分からない期待感が持てる仕組みとなっていて好感が持てます。

懸念点はやはり新基準機のスペック面です。ボーナス込みの純増1.9枚なので増加速度は遅く、「どうせ同じ確率ならバジリスク絆を打とうかな」と考えてしまうのも無理はありません。どうしようもないことですが、旧基準機があるうちは同じようなゲーム性でスペックが劣る新基準機は厳しい結果になりそうです。

新しいゲーム性や筐体など、スペックの弱さを補う斬新さが今後の新台には求められるのではないでしょうか。

推奨台数は200台クラスのホールでバラエティー、大型店でも3~4台程度まで。触ってみたくなる筐体なので初期稼働はまずまずだと思われますが、雰囲気はアスラズラースと被るような気もします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー, パチスロ テラフォーマーズ