「年に3度の特別期間であるお盆に何を狙っていくか」

2018.08.11 / 連載

【日曜】ド底辺ホール復活プロジェクト
コンサルティングの現場より(174) お盆営業について

皆さんこんにちは、アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。8/23(木)、綜合ユニコム様主催の計数管理研修応用編を開催いたします。応用編は「計数管理の知識を業績向上に生かすための使い方」となっており、より実践的な内容となっています。

さて前回までこの研修内容を基にした計数管理に関するお話をお伝えしていましたが、今回は「お盆期間」ということで、その営業の進め方について今一度確認しておきたいと思います。

「年に3回の特別期間」、それはGW、年末年始、そして今迎えているお盆です。この3回は「確実に利益を残すことが求められる」とされていますが、お盆というのはGW及び年末年始とは少々扱いが異なります。

まず今年のカレンダーを確認すると、昨年より始まった「山の日」が土曜日に当たり祝日が増えた恩恵がなくなっています。これにより一般的な今年のお盆期間は「11日(土)~15日(水)」の5日間と考えられるでしょう(つまり今日12日は「お盆期間の2日目」です)。

昨日及び本日は通常でも週末なのでそれなりに稼働も(売上も)良いと思います。しかし明日以降の3日間は平日であり昨今はお盆期間といえ「休日は暦どおり」という企業も多く、事前期待ほど稼働は伸びないと思われます。なのでまず、この認識をしっかりと持ってほしいと思います。

GWは祝日が連続してあるので大多数が同じ期間に休日となり、年末年始も祝日ではなくとも大多数が同じ期間に休日をとります。しかしお盆に関してはシフトを組んで「9月までに〇日の取得を」という企業が増えました。GWや年末年始と違い一斉に休むということが少なくなっているのです。

ここまで見てきたようにお盆はそれほど稼働がいいわけではない、あまり伸びがない期間です。しかしそれでも「特別期間」あることには変わりがありません。お盆後は確実に、強烈に稼働が落ち込みます。だからこそ、その時に手当てをする「原資」は確保しておかなければならない期間です。

明日からの3日間、またはその後の週末(19日)までの1週間は「先ずは利益」を考えた営業をお願いします。「利益があるから機械が買える、玉が出せる」のです。


綜合ユニコム様主催「計数管理研修 応用編」が開催されます。
■ 応用編 2018年8月23日(木) 13:00~17:00
[応用編]では、基礎編で学んだ基本用語と基礎知識を活用してより実践的な遊技機の運用についてお伝えします。特に日々の営業に関する悩みは計数管理を理解することで解決できることを学んでいただきます。
応用編の最後には、まとめとして遊技機管理の知識を計画に落とし込むための考え方を学習し、日々の営業で活用することができるようになっていただきます。

1.実践シミュレーション
・遊技機シミュレーションの考え方
・シミュレーションの組み立て方
・競合店の遊技機運用を推測する
2.営業への活用
・どうしても割数が落ちないときにどうするか
・体感スタートとHC(ホールコンピュータ)スタートの違いとは
・ベース管理が勝敗を分ける
・玉粗利ではなく玉単価を見る
・客滞率の重要性を理解する
3.営業計画の作成
・年度計画作成のポイント
・月間計画作成のポイント
・機種別計画作成のポイント
・メリハリの考え方
・進捗確認(週間集計)と修正のポイント

詳しくは下記綜合ユニコム様HPでご確認をお願いします。
皆さまのご参加、お待ちしております。
http://www.sogo-unicom.co.jp/pbs/seminar/2018/0712.html
http://www.sogo-unicom.co.jp/pbs/seminar/2018/pdf/20180712_0803.pdf


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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹
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1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。著書に「ジリ貧パチンコホール 復活プロジェクト」(幻冬舎)がある。

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