2019.01.11/カジノ
SJM社CEO「マカオの見通し暗い」
2014.11.14 / カジノ11月11日、マカオのSJMホールディングスの蘇樹輝(アンブローズ・ソー)CEOは現地メディア各社のインタビューに応じ、現在低迷しているカジノのVIP部門に関して、「暗い見通しになる」と弱気の見解を示した。
今月10日、同社は第3四半期の業績発表を行ったが、同期のVIP収入は前年比で23.6%減少、対する一般部門は3.1%と微増だった。また、従業員の待遇改善要求に対する特別手当の支給などが要因となり、利益は16%減少した。
蘇CEOは、11月13日から始まる「マカオグランプリ」関連のイベントに出席後、現地メディア各社に対し「VIP市場に対する見通しは暗い。今後6ヶ月間は下降線をたどり、それ以降の未来は今のところ予測することができない」と述べた。同時に、今後はカジノの一般客のなかでも上位顧客にあたる「プレミアムマス部門」に注力していく方針を示し、同社の旗艦カジノホテル「グランドリスボア」内の飲食施設をカジノスペースに改修する計画を発表した。SJMホールディングスは、「マカオのカジノ王」スタンレー・ホーの一族が経営しており、現在、同地で最多の20軒のカジノを運営している。
※画像はSJMの旗艦カジノホテル「グランド・リスボア」