PiDEA編集部が「ひぐらしのなく頃に煌」をみてみた

2014.11.07 / 連載

現在、ホールの中を埋め尽くさんばかりにアニメ版権があふれています。たしかに話題性があり、集客のフックにできる可能性は大きい。しかし、内容も 知らずにアニメパチンコ、マンガパチスロに飛びつくってどうなの? せっかく設置するのなら、原作のよさを知っておくべきでは? というわけでPiDEA 編集部が原作アニメを実際にみて、その良さを紹介しちゃいます。第6回は「ひぐらしのなく頃に煌」。
*************************************************************

※若干のネタバレ要素を含むかもしれません。気になる方はブラウザバックお願いします。

「どうしてこんなことになったのか、私には分かりません……」

主人公・前原圭一のメモを引用して、そんな感想を言いたくなります。原作の「ひぐらし」は……。

しかし、オーイズミの最新機種「パチスロひぐらしのなく頃に煌」の原作は、2011年に発売されたOVAで、過去の「ひぐらしのなく頃に」シリーズの手に汗握るようなサスペンス感はゼロ。過去のシリーズを想像して「煌」の1話を見たらぶっ飛びます。オーイズミが「すべてが想像の斜め上!」というキャッチコピーを使ったのには、こういう意味合いも含まれてるのでしょうか。

過去の「ひぐらしのなく頃に」は1話の冒頭のシーンからバットで撲殺です。個人的にこういう残酷なシーンを冒頭に持ってくると一気に引き込まれてしまうんですよね。漫画「GANTS(ガンツ)」もそうでした。それはさておき、「ひぐらしのなく頃に」は同じ期間を何度も繰り返す作品なんです。

真の主人公である古手梨花は昭和58年6月に必ず殺害される運命から抜け出せない。この悲しい惨劇を回避するために、何度も同じ時間をループする作品なのです。いわゆる「ループもの」です。古くは1984年の劇場アニメ「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」、最近だと「シュタインズゲート」とか「魔法少女まどか☆マギカ」などもこのループものと言えます。

ループものって、どうしても〝安く〟なってしまうんですよね。何度も死ぬので、その死が安くなる。たまたまループから抜け出せても、その理由が安っぽい。そういうところがループもののデメリットなのですが、好きな人は好きだと思います。

おっと、今回は「ひぐらしのなく頃に煌」の話でしたね。「煌」は~……、ストーリー性皆無、女の子がキャッキャウフフするような感じ。でもOVAって基本そういうものです。登場人物に激しく萌えてしまった人にはオススメですが、そうではない人にはあまりオススメしません。ただ、キャラデザインはとてもレベルが高くなっていて、女の子はすごく可愛く描かれています。さて「煌」の説明はこんな感じでいいですか(笑)? 話が大きく逸れて、逸れっぱなしのまんま終わりたいと思います。ではでは。

©2011竜騎士07/雛見沢御三家

ひぐらし, ひぐらしのなく頃に煌, みてみた, アニメ, オーイズミ