パチンコ参加人口は720万人で30万人増も市場規模は16兆2000億円と横ばい【レジャー白書2026】
2026.10.27 / その他情報日本生産性本部は10月27日、「レジャー白書2026」を発表した。2025年のパチンコ・パチスロ参加人口は720万人となり、前年の690万人から30万人の増加となった。また、市場規模は16兆2000億円で前年から横ばい。7月の速報版では参加率が前年を上回る一方、年間平均活動回数は大きく減少しており、パチンコ市場の変化が浮かび上がった。
参加人口は720万人、前年690万人から増加
「余暇活動への参加・消費の実態」によると、2025年のパチンコ・パチスロ参加人口は720万人となった。2024年の690万人から30万人の増加となった。2024年は前年の660万人から30万人増加し、回復の兆しを見せていた。今回の結果は、その流れが2025年も継続したことを示す指標となる。
一方、7月16日に公表された速報版では、2025年のパチンコ参加率は7.4%で、前年の7.1%から0.3ポイント上昇。これに対し、年間平均活動回数は31.0回から25.5回へと5.5回減少した。
年間平均費用は前年の8万9900円から9万3000円へと3100円増加したものの、参加希望率は5.4%から5.0%へと0.4ポイント低下した。つまり、参加率は上昇したものの、参加者の年間活動回数は減少しており、遊技頻度の低下が目立つ結果となった。
市場規模は16兆2000億円、前年から横ばい
「余暇市場の推移」によると、2025年のパチンコ・パチスロ市場規模は16兆2000億円となり、前年の16兆2000億円から横ばいとなった。
2024年は前年比3.2%増と2年連続で市場規模が拡大。スマート遊技機の普及などを背景に、参加人口の増加と市場規模の拡大が同時に進んでいた。
しかし、2025年は参加率が上昇した一方で年間活動回数が減少しており、こうした変化が市場規模にどのような影響を与えたのかが注目される。
余暇市場全体は78兆1320億円、前年比3.9%増
一方、2025年の国内の余暇市場全体の規模は78兆1320億円となり、前年の75兆2030億円から2兆9290億円増加した。前年比3.9%増で、コロナ禍前の2019年比でも108.1%となった。
スポーツ、趣味・創作、娯楽、観光・行楽の全部門がコロナ禍前の市場規模を上回った。
パチンコ・パチスロが含まれる娯楽部門は前年比4.6%増。テレビゲーム・ゲームソフトが新世代ハードや人気IPによって大きく伸びたほか、ゲームセンター市場も増加した。公営競技もインターネット販売によって拡大している。ただし、市場規模の拡大には物価高や円安などによる単価上昇の影響もみられる。
7月の速報版では、国民の余暇時間と余暇支出について、前年より「増えた」と答えた人と「減った」と答えた人の割合の差を示す「ゆとり感指数」が、それぞれマイナス0.8、マイナス2.1となった。
余暇時間は2018年以来、余暇支出は2022年以来のマイナスであり、物価高や生活コストの上昇が余暇活動にも影響していることがうかがえる。
今回の白書の特別調査でも、新しく始めたいと思いながら始められなかった余暇活動がある人は41.4%に上り、その理由として「費用がかかりすぎると感じたため」を挙げた人が19.4%を占めた。
市場規模が拡大する一方、消費者の余暇支出には制約もみられる。パチンコ業界にとっても、限られた余暇時間と支出の中で、いかに遊技機会を増やしていくかが重要な課題となりそうだ。
なお、「レジャー白書2026」は1977年の創刊以来、通算50号目となり、10月30日に発行される予定。今回の調査は全国15~79歳の男女を対象とし、3279人から有効回答を得ている。
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