愛犬「にくちゃん」を飼ったことで肉じゃいられなくなるかも
2026.07.17 / 連載愛犬「にくちゃん」を飼ったことで肉じゃいられなくなるかも
昔から実家で犬を飼っていたことから、圧倒的に犬派として育ってきました。世の中が猫ブームであろうと、「いつか大人になったら犬を飼おう」とはなんとなく考えていたんです。
そうしたら、多分、川島なお美さんからか分かんないですけども、ここ数十年で犬の地位も随分と上がってきました。だって、自分が子どもの頃は、家の外で鎖につないで飼うみたいなのが普通だったし、ご飯とかもあまった味噌汁をご飯にかけて食べさせたりするのが普通。それが、今となっては「塩分がどうの」とか「そんな食事は健康に悪い」とか、「飼いたいけど想像していたのと全然違うんだよな」と思っていました。
今年の4月から「肉の塊」というラジオ番組のパーソナリティーを務めるようになりました。番組では、「人間というにはやや早い、身分の低い生き物が我々、肉の塊」と捉えています。
人間の次が犬で、その次が肉の塊なんです。「人間、犬、猫は平等だろ」という過激派の方もいらっしゃいますが、これはあくまで私の考えなんでね。
で、そのラジオの中で、犬を抜かして人間にならなきゃというテーマがあるんです。「ラジオって足で稼ぐ部分もある」と伊集院光さんにお聞きしたことがあります。こうなると、敵情視察じゃないですけど犬をちゃんと見なきゃいけません。なぜ俺は負けているのかを見るためにペットショップに行ったんです。
それでホームセンターのペットコーナーに行ったら、信じられないくらい可愛いのがいたんですよ。ジャックラッセルテリアという犬で、全然知らなかったんですけども、そっからその犬が気になり出して、名古屋まで見に行ったりもしました。結局、ベタなんですが、じっとこっちを見てくる子と出会ってしまって、可愛すぎてお迎えすることになりました。
あくまで偵察なのですが、可愛いは可愛い。実際に飼っていると、ひどくシンプルであることに気が付きました。生まれてこの方、自分がいないと死ぬ生き物に出会ったことがなかったんですよ。昔買っていた犬もいましたけど、親が世話していたんでね。お子さんがいる方もそういう気持ちなんでしょうけど、犬もそうでした。自分がしっかりお世話しないと、殺犬になってしまう。肉の塊だから責任感とか義務感とかをなるべく避けて生きてきたけど、44歳になって命の大切さに気付いたんです。
そうすると生活環境も随分と変わるもので、いろいろと改めないといけなくなっちゃいましたね。好き勝手に飲みに行けなくなったり、新台入ったから打ちに行こうとかも、なかなかできなくなりました。今が特に子どもなんでというのはあるけれど、パチンコに支障はきたしていますね。
良いのか悪いのか人間としての生活を送れているようになりました。散歩に連れて行かないといけないし、コミュニティーがあるので知らない犬友達と喋らないといけませんし(笑)。散歩したら自分の運動にもなるし、ダイエットになるかなと思ったけど、それどころじゃなかった。道に落ちてるものを食べようとするし、気が気じゃない。単独前の時期なので、歩きながらネタを考えられるかなと思っていましたが、ずっとにくちゃんを見ていないといけないのでそんなこと考えられないんです。あ、にくちゃんとは犬の名前のことです。カタカナだとカクカクしていてちょっと違うなと思ったし、漢字の肉だとちょっと気持ち悪い。嫌な親のつける名前みたいな感じだったので、ひらがなの「にく」で区役所に登録しました。
こんなに大変だとは想像していなかったですね。瞬間で衝動的に飼っちゃったので。もちろん後悔はしていませんが、自分が肉ではいられなくなるんじゃないかという不安はあります。それこそ先日のラジオ収録で、相席スタートの山添から、「お前はもう人間だ。肉のフリをした人間だ」みたいな話をされました。
私にとっては非常に難しい問題で、肉として今まで生きてきたので、肉でいられなくなるかもしれないことに、どこか寂しさと裏切りの気持ちがあるんです。でも、まるで子どものように手のかかる犬を飼ったことで、肉だった自分に徐々に人間の心が芽生えている。
子どもがいるご家庭の旦那さんの気持ちも理解できるようになりました。皆さんこういう中でパチンコ屋に行ったり、「この日ぐらいは」と思って来ているんだろうなと思うと、俺抽選受けるのやめようかなとか考えたりしますもん。最後尾でパチンコを打った方がいいなって。
人間になれば、責任も増えるし、守るものもできる。それが幸せなんだという人も多いでしょう。でも、私はまだそっちには行きたくない。人間界に行ったところで、投資も分からないし、社会のこともよく知らない。ちゃんと生きてきた人たちの中に入ったら、私は一番下。だったら、できる限り肉の塊のままでいたいんです。そんな方法があるのかは分かりませんが……。
でも、にくちゃんの散歩をしている自分を見ると、もう手遅れなのかもしれませんね。
「こういう少女が出てくるみたいな、アニメ系で、なおかつ私があまり好みではないライトミドルということで、ちょっと食わず嫌いで打ってこなかったのですが、めちゃめちゃ面白いですね。『人気の理由ってあるんだな』と思わされました。モードがABとあって、パチスロ的な要素が面白いですね。ボタンで察知することもできるけど、私はしないで楽しみます。くずパチで、もぐらにおすすめしてみようと思ったくらい。ワンチャン夢もあるけど基本遊びやすいように作られている。そんな機械を面白く感じるようになったのもも犬を飼ったからかもしれないですね……」
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