キコーナ運営のアンダーツリー、大阪『ラクエン』を吸収分割で承継

2025.02.19 / ホール

関西圏を中心にパチンコホール「キコーナ」を展開するアンダーツリー株式会社(本社:大阪市西区)が、大阪市西淀川区のパチンコホール「ラクエン」(パチンコ720台、パチスロ490台)の営業権を吸収分割によって承継することが、官報の公告により明らかになった。

アンダーツリーは、2025年2月3日付の官報において、株式会社楽園(本社:大阪府堺市)の西淀川区千舟1丁目4番62号にある「ラクエン」の遊技場経営事業を吸収分割により承継すると発表した。これにより、同店舗はアンダーツリーの運営下に入り、ブランド変更やリニューアルの可能性がある。

一方、譲渡元の株式会社楽園は、これまで大阪府内でパチンコ店2店舗を運営していたが、今回の譲渡によりパチンコ店は1店舗のみの運営体制へと縮小することになる。

近年、大阪のパチンコ市場ではホールの統廃合やM&Aが進んでおり、大手法人がシェアを拡大する動きが見られる。アンダーツリーの今回の事業承継も、こうした市場動向の一環と考えられる。

アンダーツリーは昨年末にもM&Aで取得した店舗で、「グランキコーナ大阪本店」をグランドオープンしたばかりでますます勢いに乗っている。今後の動向としては、ブランド変更の有無や大阪市内の競争環境への影響が注目される。今後の市場の変化にどのように対応するのか、引き続き動向を追いたい。

ラクエン, M&A