パチンコ業界はセミナーが大好き。人を集めるというお仕事をされているからでしょうか??
という冗談はさておき、パチンコホール組合の「MIRAIぱちんこ産業連盟(以下略MIRAI)」という団体が4月22日から4月25日にかけての4日間で「MIRAIの学校」という集合型のオンラインセミナーを開催します。
通常の組合セミナーといえばパチンコ業界で働いている人たちを対象に行うのですが、MIRAIの学校はなんと一般人の方も視聴できるZoom生放送なんです。これがものすごい革命的でチャレンジングなのでPiDEAでも注目しているわけであります。
この「MIRAIの学校」というセミナーですが、本来あまり公開されないパチンコホール運営の裏側や業界の裏事情などが赤裸々に各方面の専門家から語られることになります。パチンコ業界で働く方々はもちろんなのですが、パチンコホールを、業界のことをより深く知りたいんだという方は、時間を作ってみるといろんな発見があるかもしれません。各曜日ごとにその内容を見ていきましょう。
っとその前に、なぜそもそもMIRAIの学校というものができあがったのかを、一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟、事業委員会 委員長 今井 有ニさんに語っていただきます。今井さんは株式会社サンキュー パチンコ将軍グループの社長さんでもあります。
そもそもなんで「MIRAIの学校」をやろうと思ったんですか?
今「MIRAIは正会員はホール、賛助会員はホール以外の事業者が所属して成り立っています。MIRAIの理念とかに賛同していただけた企業様に、決して安くはない会費をお支払いいただいています。正会員である我々ホール事業者にとっては理事会や勉強会などのサービスを提供できますが、賛助会員さんにもメリットが必要です。そこで賛助会員企業にとっての営業機会の創出、正会員企業さんとのビジネスマッチングの場をつくるということで、賛助会員企業様が登壇する『MIRAIの学校』は動き出しました」
オンラインにした理由は何かありますか?
今「計画を立てた時期がちょうどコロナ禍で、直接人を集めることが難しかったのです。あくまで視聴者ファーストであることが目的で、ホールさんにとって1つでも2つでもタメになるものを紹介する場をつくること。一番やってはいけないのがテレビショッピング的なものになってしまうことです」
なるほど。なぜ学校というコンセプトになったのでしょうか?
今「学校というのは、我々が計画する前から業界内には大型の集合型セミナーがありまして、その形態をベースにしています。そことの差別化を図るために学校というコンセプトにしました。なので、1コマの授業も45分ですし、授業終了の合図はチャイムの音です。また授業の合間の休み時間には学校のような騒音をうっすらとBGMにするなど、演出にもこだわっています」
こだわりといえば、生ですし一般人も参加できるというのは珍しいですよね。
今「リアルタイムはもちろんZoomですので、誰が何を喋るか分からない緊張感もあります。ただ、会員限定にしてしまうと正会員しか来れず、賛助会員の営業機会創出という本来の目的が達成されません。かといって、一般の人たちだけをシャットアウトすることもできないので、ならそこの面白さを追求できないかと考えました。多くのパチンコホール企業さんがSNSなどを通じて、パチンコを題材にして発信しています。我々業界団体が真面目に発信する情報に少しでも触れていただけることには大事な価値があるとして、今は考え始めました。どうぞ多くの方に参加していただきたいと思います」
という、真面目な話もでございました。ここなくしては、「なんのためにやってるの?」というはてなマークがずっと残ってしまうため、絶対にカットできない内容なのです。
そして授業の見どころについては、知っている方もいると思いますが宮本さん(@miyamoto_222)にご説明いただきました。まず時間割を見てください。ピンクの枠になっているのは、賛助会員さんの授業ではなく、MIRAIの企画枠す。
宮本さんどれが申込数の多い授業なんですか。
宮「やはり月-1の『広告宣伝100本ノック!2024』とパチ屋の裏研修『ドキュナム!最も儲かる一般景品ランキング公開(世の中銭…)』ですね。前者はMIRAI法律・規則研究部会の生島(おじま)靖也部会長が、広告宣伝ガイドライン第2版を受けて、何ができて何ができないかを一問一答形式で答えます。生島部会長はホール4団体の広告宣伝検討会のメンバーでもあるので、正しい知識を提供できます。また、インフルエンサー枠のパチ屋の裏研修さんたち(@ura_ken0915、@hakase0915、@tentyonoago)は、ダイナムさんご協力のもと、もっとも売れる一般景品トップ10を発表します。店長さんは一般賞品の取り揃えの問題もありますし、少しでも売れそうな景品がないかスタッフに聞いていると思いますが、何を入れたらいいか分からないと思うんです。ただ、ダイナムさんで売れているとなると、それは1つの答えかと思いますのでぜひ参考にしてほしいですね」
ふむふむ。両方とも勉強になりそうかつ面白そう。あ、火曜日は今Xで話題になっている「AI来店」について2コマも授業がある。これは気になりますね。25日はホールコン企業さんの授業だけですが、全部タイトルが同じ。これは誤植ですか?
宮「実はそこも目玉の1つで、あえて意図的に同じテーマにしているんですよ。4月22日は『押忍!番長4』など注目の新台がたくさん導入される週です。そこから講演まで月・火・水の3日間データで新台がどうなるかについて、各社の見解をそれぞれ語ってもらうのです。これはすごくチャレンジングで、ある意味直接的なしがらみのない業界団体にしかできない芸当かもしれませんフフフ」
と笑う宮本さんがなんだか悪い顔に見えてきました(笑)。
「MIRAIの学校」の傾向として、初日・2日目となる月曜日、火曜日は集客数が多いようで、後半になるほど人材や本社マターのテーマとなり重要な話ではあるのですが、集客数は落ちていきます。それでも全体で視聴率が45%もあるようで、「一般的なオープンセミナー、申込者に対しての実際の参加者数が3割あれば成功ラインといわれている中、見逃し配信を入れたら45%となっており非常に高いです」と宮本さんはドヤっておりました。
そうそう。見逃し配信については、MIRAIのYouTubeで、当日の19時から3時間だけ流すようです。おそらく申込者だけに限定公開URLが届くことになると思います。気になる方は申し込みだけでもしておくといいかもしれません。PR記事ではありませんので、リンクなど貼りません。MIRAIぱちんこ 広報部隊 【公式】(@MIRA_PACHI_PR)からぜひ各自たどり着いてください。もしくは宮本さんに聞いてください。
僕は参加するなら2日目かなぁ〜(笑)。