大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sサラ番2」

2020.03.16 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は4月20日導入開始予定「S押忍!サラリーマン番長2」(大都技研)全国35,000台予定

業界のオリジナルコンテンツの代表格「押忍!番長」。その中でもスピンオフであったにもかかわらず人気の高かった「押忍!サラリーマン番長」の第2弾がついにリリース開始!
いまだに市場には前作が多く残存している人気機種である上、5.5号機「番長3」と6号機「HEY!鏡」の実績を考えれば本機への期待も必然的に大きくなる!

スペック


そんな本機は前作同様にATタイプとなっており、基本情報を前作と比較しながら確認しよう。

基本スペック
  Sサラ番2 初代サラ番
設定 合算確率 出率 合算確率 出率
1/346.6 97.8% 1/200.6 97.5%
1/322.2 99.2% 1/189.0 99.4%
1/316.7 101.0% 1/185.6 101.3%
1/278.9 104.1% 1/173.0 104.4%
1/291.9 108.2% 1/172.2 108.3%
1/212.5 112.6% 1/146.9 114.5%

 

通常・AT仕様
  Sサラ番2 初代サラ番
50枚ベース 約50.5G 約31.5G
通常時ペナルティ なし あり
AT仕様 押し順 押し順
AT純増 約3.0枚 約2.8枚
通常時ボーナス抽選 レア役・ゲーム数・ハンコ レア役・マップ管理
メインAT抽選 擬似ボーナス突破 擬似ボーナス突破
ボーナス中AT抽選 %蓄積・3段階突破 7揃い
メインAT管理タイプ 枚数管理 ゲーム数上乗せ
メインAT初期枚数・ゲーム数 100枚+α 50G
AT上乗せ契機 レア役・ポイント レア役・ポイント
天井仕様 765G+前兆 1065G(999G)

 

有利区間の仕様

  • ED条件…獲得条件2200枚到達
  • ボーナス&RUSH後の引き継ぎ…高モードorブルーレジェンドに期待

設定ごとの出率は前作とそこまで大きく変わらない性能となっている一方、ボーナス確率に関してはRUSHの仕様が異なる事から高低で大きく差がある数値となっている。

前作の「仁王門」、いわゆるRUSH専用CZの存在はなく、諸々の契機からボーナス or RUSHの当選という感じ。前作のRUSH中要素であった「ハンコ集め」が今作では通常時にも存在し、通常時のゲームフローが前作よりも多岐に渡るものとなっている!

ボーナスがRUSH抽選のメイン契機で、「Sエウレカ3」のようにボーナス中に期待度=%を貯めていくゲーム性。ボーナス継続を賭けた20G目25G目とRUSH突入を賭けた30G目の3回を蓄積させた%で突破させる仕様だ!当然ながらボーナスゲーム数が継続するほど%が貯めやすいので継続率が上昇する。

RUSHは前作と大きく変わり枚数管理に。前作は通常時同じくテーブルやレア役からRUSH中にボーナスを当選させるゲーム性であったものに対し、本機は残り枚数で管理されたゾーンが存在する。ただし、そのゾーンで当選するのはボーナスではなく、上乗せ特化となる「頂スラッシュ」だ!

ここで本機の大きな特徴となるポイントがある。ゾーンが残り枚数に設定されている事から、ゾーン到達後に当選、枚数上乗せすることで何度も同じゾーンに突入する事だ!
例えば、本機の出玉トリガーの1つである「頂総決算ボーナス」の契機は残り枚数300枚到達だ。「頂総決算ボーナス」終了後は残り枚数299枚からRUSHが再開し、その際にハズレ・1枚(ハンコ)役などが成立すれば、残り枚数300枚以上に戻るので再度ボーナス突入となるのだ!

演出


上部ロゴに隠されている2枚の可動液晶「ダンクビジョン」や筐体右に配置されているタッチセンサー「漢玉」などを搭載した新筐体「ライトニング」で、新鮮な演出が豊富!

ゲーム性の特徴になる多岐に渡る抽選により、シリーズならではの世界観をより一層賑やかに演出している。シリーズ作の強みとなる明確なトリガーと叩き所の演出は期待感を感じるものとなっている! 

ポイント


本機「S押忍!サラリーマン番長2」の訴求ポイントはコンテンツ&スペックだ。

現市場に複数現存する番長シリーズだけに、相乗効果も目指したうえで最新作という点を訴求するべきだろう。
特に「番長3」は昨年末の「バジリスク絆」撤去から大きく支持を伸ばした分野でもあるので、共に伸ばす事に専念するべきだ!

「Sバジリスク絆2」の高稼働状況を鑑みるに、6号機で失われかけているパチスロ本来の楽しみ「レバー抽選」が評価されている一つだと思われる。本機に関してもボーナス当選比率がレア役:ゲーム数=1:1と他機種に比べて明確にレバーによる抽選が強くなっているので、スペック面ではその点を訴求するべき。そして、ニーズがあまり高くない「枚数管理」を、これまでになかった残り枚数のゾーン設定という形でトリガーへと繋げている点の訴求も重要となるだろう!

 

同時期からいよいよパチンコの遊タイム(天井)搭載機がリリース予定となっており、先週より続々と適合され始めている。
実の所、警察庁との折り合いにより通常よりも険しい適合までの流れであったようだ。だが、紆余曲折はあったものの販売にまで至ったのは幸いであり、それに対しパチスロ新内規の6.1号機は大きく暗礁に乗り上げている状況とも耳にする……。

業界の重大課題としてX-DAYまでに新規則機へと転換しなければならない状況、特にパチスロ進捗が非常に遅い状況の中で、一縷の希望とされていた6.1号機も厳しいとなると「Sバジリスク絆2」や本機の活用が重要となってくるだろう!

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