大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P銀河鉄道999」

2020.02.24 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は3月23日導入開始予定「P銀河鉄道999PREMIUM」(アムテックス/平和)全国6,000台予定

新台販売がCR機よりP機中心となってから1年程度が経ち、内規緩和などを経て多岐に渡るスペックがリリースされてきた。さらに「解釈基準の変更」によって今春から登場してくる天井搭載機に注目と期待が集まっている。
そんな中、天井とは別に複数のリミット回数を搭載できるようになった事も今回の緩和に含まれている。

リミットタイプはCR時代にはそこまで一世風靡する事もなかったスペックだが、その点を鑑みても緩和に走ったということは、今後の市場に影響を及ぼす可能性があるスペックだと考え、注視していくのが良いだろう。

本機は旧解釈のリミットタイプではあるものの、上位状態への入り口を複数有している機種で、今後の可能性を感じるスペックとなっているだけに期待したい!

スペック


そんな本機のスペックは約1/319のハイミドルV確リミットタイプとなっている。基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
通常時大当り確率 約1/319
確変時大当り確率 約1/66.2
確変仕様 V確リミットタイプ
時短回数 100回
RUSH突入時仕様 リミット4回まで100%
SA①小当りRUSH中 ②電サポ中 ①SA36 ②SA16
小当りRUSH性能 1回転当り約16.8個
時速出玉※最高値 約31,000個
下限算定値ベース B25

 

大当り振分
  ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 次回抽選状態 振分
特図1 10R 約1,000個 確変※リミット到達まで 小当りRUSH 30%
10R 約1,000個 確変※リミット到達まで 電サポ次回まで 30%
10R 約1,000個 通常 電サポ100回 40%
特図2小当りRUSH中 10R 約1,000個 確変※リミット到達まで 時短0回(リミット到達時) 100%
特図2電サポ中 10R 約1,000個 確変※リミット到達まで 時短100回(リミット到達時) 100%

上記表だけでは本機の仕様は分かりづらいかもしれない。簡単に言えば、特図1からの初当り時の60%でリミット4回まで継続する確変状態へ突入するものとなっている。
その確変突入時には仕様が異なる状態へ1対1で振分られ、最上位状態ではリミット4回到達までの間を小当りRUSH状態で消化できるがリミット到達後には時短が一切付かない。もう一方はリミット4回到達までの間が電サポ状態となり、リミット到達後には時短100回が付き引き戻しの期待が出来るものとなる。

初当り時40%の通常後の時短も含め、時短中の引き戻し時には確変状態が約束され、4回リミットがセットされる。最上位状態突入時の期待出玉は初当り込みで約7,200個にもなり、さらにはこの消化時間が13分~15分というのだから凄まじいトリガーと言えるだろう!

演出


「CR銀河鉄道999」から一新されている。初当り時の振分で異なる恩恵が得られる特徴的なスペックに合わせ、演出フローは大当りへの期待だけではなく大当り後への期待を含めた演出も存在し、他機種では味わえないものとなっている!

電サポに繋がる確変当りと通常当りは演出では分からないようになっている。

ポイント


本機「P銀河鉄道999PREMIUM」の訴求ポイントはスペックとなるだろう!

コンテンツ訴求に関しては、シリーズ作が現役稼働している店舗も多いので混同しない程度にするべきだろう。

スペックに関しては同社機「ターミネーター」に通ずるものがあり、一発台に近い機種である点を訴求するべきだ。

継続率緩和以降の多くが継続率を向上させて出玉期待値を積み上げた機種であり、その中でもST機や転落式などが多く、確変を引いても約束された出玉が少ない状況となっている。そんな市場では本機のようなリミット到達時の4,000発(初当り込み)まで約束される機種は希少となり、スペックの選択肢が多くなり良い事だ!

これから新たなスペックが多くリリースされ始める事に備えてスペック訴求のフローは店舗毎に確立させていく事が急務となる。とは言え、業界の裏側にあたる政治的な分野は暗礁に乗り上げそうな状況があるように思えるが、ホールはこれまで通り起こり得る状況を予測し、対応する他ないだろう。

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