大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P花の慶次〜蓮」

2020.01.20 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は2月3日導入開始予定「P花の慶次〜蓮」(ニューギン)全国40,000台予定

パチンコ界のメインコンテンツといえる「花の慶次シリーズ」の最新作が初の新規則機でリリース開始!
大きく動いた昨年末の市場でも飛躍的に伸びたシリーズの一つであり、特に「CR真・花の慶次2 漆黒」は「CR真・北斗無双」「CR大海物語4」に次ぐ客数を占める機種で、市場を牽引するシリーズの最新作に期待が高まるばかりである!

スペック


そんな本機のスペックは約1/319.7のV確転落確変タイプとなっている。基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
通常時大当り確率 約1/319.7
確変時大当り確率 約1/129.77
確変仕様 転落確変タイプ
確変転落確率 約1/520.12
時短回数 100回 or 100回+転落まで
初当り時RUSH突入率(時短抜き) 約50%
RUSH継続率(保証時短内込み) 約82%
RUSH中SA(200回転まで) SA22.5
時速出玉 約10,380個
下限算定値ベース B32

 

大当り振り分け
特図1 ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
4R 約600個 RUSH(確変) 50%
4R 約600個 時短100回 50%
特図2 ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
10R 約1,500個 RUSH 71.0%
8R 約1,140個 RUSH 1.0%
6R 約900個 RUSH 1.0%
5R 約690個 RUSH 4.5%
4R 約480個 RUSH 22.5%

V確転落確変でロングSTの仕様となっており、RUSH継続率82%×MAX出玉比率71%と「慶次シリーズ」の特徴である出玉イメージの湧きやすい機械性能となっている!

演出


デバイス変更も可能ではあるが、初の専用筐体「天槍」は単体のアイキャッチ効果に加えて、派手な発光演出による存在感の強さが際立つ。演出もシリーズを踏襲した期待度に合わせた演出が豊富となっており、RUSH中は高継続スペックを活かしたユーザー任意で選択可能となるモードが複数種類存在するのだ!

ポイント


本機「P花の慶次〜蓮」の訴求ポイントはコンテンツスペックとなるだろう!

特に訴求すべきはコンテンツとなり、未だ数多く残存しているシリーズ機への相乗効果を目指していく事が重要だ!
昨年末に飛躍的に上昇し市場牽引までしている「漆黒」がある以上、過去機の実績からも本機に対しての過度な期待はするべきではないだろう。

スペックとしては、時速出玉が「P牙狼 冴島」とそこまで大きく変わらない程度のものとなり、継続率も残存数は多くないものの漆黒ではない方の「CR真・花の慶次2」と大きく変わらず、寿命に大きく関わる〝スペックの優位性〟が取り難いのが現状である。
ただし今回と同じように過去シリーズ機が残存している状況での新台実績から考えれば、導入時には客数シェア7%近くの獲得には期待できる。シリーズ全体では客数シェア10%を優に超えると予想されるだけに、この機会でメイン機ユーザーを獲得出来るかが重要となるだろう!

本機を稼働させる事が出来るのが、今後を考えれば一番望ましいのは言うまでもない。だが、現状では厳しい状況が予想される事に加え、今はまだ設置できる機種性能が優れた旧基準機を稼働させた方が売上・粗利ともに業績が高くなる以上、時流適応の一環として割り切った選択肢も見据えた運用が望ましいと言えるだろう!

12月のパチンコ型式試験の適合率を見て分かる通り、今はどのメーカーも適合率の低いハイミドル機や、解釈基準の変更でできた新たなスペックの持込が多い状況にある。市場が目まぐるしく変化する事が予想される以上、業績向上となる選択を新旧含めて行う事が店舗の為にもなり、業界活性化に繋がる事を意識する必要がある!

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