大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P一騎当千 斬」

2019.12.09 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は12月16日導入開始予定「P一騎当千SS斬 孫策Ver.」(高尾)全国6,000台予定

コンテンツメインの本業界でいわゆる〝萌え系〟ジャンルは多く存在しているものの、シリーズ機は意外にも限られている。これは開発メーカーの事情による所が強く、平和のオリジナルコンテンツシリーズを皮切りに藤商事と本機の高尾がアニメコンテンツでシリーズを重ねてきている。

一騎当千シリーズも本機で4作目となる訳だが、噂では今作で同社開発の最後のシリーズ機となる可能性があるとの事で残念で仕方ない。コンテンツ、いわゆる版権は当然ながら元となる原作制作企業の売り物として扱われているだけに致し方ない事だとは思う。だが、別企業へ版権移動してリリースされたものの業績が悪く、シリーズが途絶えてしまったケースがあるだけに心配である……。本機にはシリーズ機が未だ多くホールに残存している事も踏またうえで、最終作となる可能性があるだけにロングランする事に期待したい!

スペック


そんな本機のスペックは約1/319.6の1種2種STタイプとなっている。基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
通常時大当り確率 約1/319.6
右打ち時大当り確率(1種2種合算) 約1/46.0(2種確率約1/53.8)
RUSH突入率(振分平均) 約55%
RUSH継続率(振分平均) 約80%
RUSH中メイン大当り出玉(払出) 約1,270個
時速出玉 約12,000個
下限算定値ベース B31

 

大当り振分
特図1 ラウンド数 出玉(払出) 電サポ回数 継続率(残保留込) 振分
10R 約1,400個 100回+残保留4回 約90% 1%
10R 約1,400個 51回+残保留4回 約70% 4%
4R 約560個 31回+残保留4回 約54% 95%
特図2 ラウンド数 出玉(払出) 電サポ回数 継続率(残保留込) 振分
10R 約1,270個※ 100回+残保留4回 約90% 50%
10R 約1,270個※ 51回+残保留4回 約70% 50%

※1種当選時はV入賞1R分が増え約1,400個の払出となる。

本機は「P新鬼武者ズババ」と同じく2種の時短回数変動型RUSHで、初当り時は95%が残保留込み35回転の突破型となる。RUSH突入後は時短回数の振分により「約70% or 約90%」の継続率となり、RUSH中の大当りはALL10Rと出玉によった仕様となっているのだ!

SA値は12と高くはないがTSAが高く出玉振分もない分、安定した時速が出る仕様で、現市場では希少と言える。

演出


シリーズ最高峰に仕上がっており、新内規の「ROM制限撤廃」を活かした演出量となっている!RUSH中はコンテンツを活かしたバトル演出がメインで、バトルの組み合わせは60種以上。開発メーカーの特徴でもある予告重視の仕様も、期待値に繋がる演出も増加しており、通常演出量は飛躍的に向上しているのだ!

ポイント


本機「P一騎当千斬」の訴求ポイントはコンテンツスペックとなるだろう!

前作がホールに残っている状況も多くあるので、相乗効果も目指しつつコンテンツ&スペックを共にした訴求が効果的となるだろう!

スペックはシリーズ機との共存を目指して、過去機と同じ点や異なる特色などを訴求するべきだろう。異なる特色というのは、前作「Ⅲ」では〝RUSH突入間口が広く安定的な出玉〟によった性能となり、今作「斬」は〝RUSH性能の速度&出玉〟によらせた性能となっている。

冒頭で記した版権の問題があり、ライト帯へのリユース移行の判断を急かされる可能性があるのは心配ではあるが、以前の講座でお届けした「Pエヴァ14」と本機種が年末直前の新機種となるので大いに業績貢献する事に期待したい!

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