三木流「勝敗を決める25%の機種構成」

2015.02.14 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!

37回目の連載になりました。今回は、店舗運営に欠かせない機種構成について考えてみましょう。このコラムでも取り上げたことは無かったと思うのですが、意外と質問の多い要素でもあります。

店長の腕の見せ所は残りの25%

店舗の標準的な構成を考えた場合25%が新台、準新台25%がジャグラーシリーズ、残り25%が定番機。合わせて75%です。実はこの構成は多少の差異があれど、稼働のいい優良店は大体このような比率になっています。

となると残りの25%は何か? ここが実は競合店との差別化になるところです。シンプルに考えて、ここに力を入れれば稼働が上がるポイントです。新台を買いまくるお店であればこの25%を新台で構成し、お店の強みとするでしょうし(パワーゲーム・・・今はあまり通用しないが)、年配層の多い常連客があふれかえるようなお店であれば更にジャグラーを足すという考えもあるでしょうし、バラエティーコーナーにするお店もあるでしょう。また30パイにするお店、低貸しコーナーにするお店もあるでしょう。何が言いたいかというと、この25%の部分を徹底的にアピールすることで競合店との差別化に繋がるわけです。しかし、何故かこの部分がやる気のない死に島になっている店舗が多いのです。

例えば、バラエティーコーナーであれば「店長のこだわり」として、ブログ、メール、店内の告知物で徹底的にアピールし、なぜこの機械を導入するか、なぜ撤去するかなどを日々配信すれば、お店のこだわりがお客様に伝わるでしょうし、高設定などのお宝探し的な要素も十分に伝える事も可能なはずです。従って、競合店と差別化が難しい75%の部分ではなく、視点を変えて、この、残りの25%の部分に力をいれることで稼働が簡単に向上する場面を多くの店舗で見てきました。店長のこだわりコーナー、こだわりコレクションなどの名前でアピールしてもいいかもしれません。ただし、スロットに対する、知識だったり、愛情、情熱みたいなものがないと、お客様に伝わりにくいともいえるので、日々の研究、実際に自分でお金を払って、遊戯するなどの研究は必要となります。

この25%のこだわりを実践してみることでお店の強みを作ることができるはずです。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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