「ALL1,500発×80%継続」という唯一無二スペックを解説する(Pゴッドイーター究極一閃)

2021.10.04 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#211


今週の紹介機種は「Pゴッドイーター究極一閃」
11月7日導入開始予定
メーカー:サンセイアールアンドディ
目標10,000台予定


規則改正より内規緩和といったさまざまなを変化を経て、「現市場でのトレンドスペックは何か?」という問いに対する答えが見え始めている。「超韋駄天」から始まった出玉速度のニーズはいまだ衰えることはない。「牙狼」や「ガンダムUC」のように、LOOPとSTのALL1,500発の速度が出せる機種はいわばRUSHの最高形。これらのスペックが市場を牽引していることは言うまでもないことだろう。

これからは突入率や3,000発比率の違いがスペック差となっていくことが予想される。そして、本機は早速突入率を最大限まで底上げした仕様となっており、昨年同様に閑散期となりがちな秋市場を牽引することに大いに期待したいところだ。

 


スペック


そんな本機はハイミドルとなっており、基本スペックは表を確認してみよう。

《基本スペック》
通常時大当り確率 約1/319.7
RUSH時大当り確率 約1/1.8
RUSH仕様 2種ショートSTタイプ
RUSH突入率 約75%
RUSH継続率 約80.2%
特図1出玉・比率 3,00個・100%
特図2出玉・比率 1,500個・100%
遊タイム 非搭載
時速獲得出玉 46,000個

 

《大当り振分 特図1》
ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
2R 約300個 時短1回+残保留1回 75%
2R 約300個 通常 25%

 

《大当り振分 特図2》
ラウンド数 出玉(払出) 移行状態 振分
10R 約1,500個 時短200回+残保留1回 1.6%
10R 約1,500個 時短1回+残保留1回 98.4%

現在市場牽引をしている2機種(牙狼、ガンダムUC)同様に初当り時に振分にてRUSHの当否が決まるものとなっている。

突破型とは異なり突入時の出玉がない分を突入率そのものに振った仕様となっており、“ALL1,500発×80%継続”のRUSH性能を有した機種としては唯一無二。またRUSH突入率75%と破格のスペックとなっているのだ!

出玉速度も市場最高峰の性能となっており、前作同様に10カウントで当選を繰り返す演出が多くを占めている。ここまでの出玉速度を有した機種になるとラウンド消化の時間の方が圧倒的に長くなり、消化中が単調になりがちだ。「牙狼」のようなLOOP仕様ならばラウンドを使った演出が活きてくるが、ST仕様ではラウンド消化を行う以外が困難となる。とはいえ、ショートSTの強みである保留連や僅かではあるが3,000発を搭載することでラウンド消化の演出も楽しめる仕様となっている。

 


演出


2019年4月にリリースされた「ブラッドの覚醒」から若干の仕様変更はあるものの演出ベースはおおよそ同様となっている。

スペック変更により向上されたRUSH突入率から演出に絡む仕様にもなっている。RUSHも前作同様に10カウントにて1回転目のジャッジ演出となっており、告知方法も3種×3種の9パターンから任意で選択可能となっている。2回転目は復活演出がメインとなっており、1回転の期待度が約55.5%を有しているので演出成功率高めとなっている。そして、スペック的な演出となる出玉速度は市場最高峰となる「牙狼」と同等。RUSH終了してしばらく続く払い出しの遅れはある意味で「出玉演出」であり、スペック的にも体感し易いものとなっている。

 

 

ポイント


本機「Pゴッドイーター究極一閃」の訴求ポイントは『スペック』となるだろう!

コンテンツとしてはパチンコ・パチスロどちらもシリーズ機が一定数リリースされている。しかし、シリーズ機を振り返ってみると、長期稼働実績を残せていない。これらを考慮するとコンテンツとしての訴求は大きな効果は期待できないかもしれない。本機のセールスポイントはそれらの印象を変えるほどのスペックとなるので、スペック訴求に特化することが効果的となるだろう。

「牙狼」「ガンダムUC」が市場を牽引している今の状況に乗っかるようなスペック訴求が効果的か。RUSH抽選が“突破型”ではなく“振分”となり、かつ現市場では最高峰となるRUSH突入率75%となっている点は他機種との比較で優位性を有していることを訴求するのが効果的だろう。もちろん、RUSH性能は市場トレンドにもなっている“1,500発×80%LOOP×即連”という破格のスペックを有している機種であることも同じく訴求していきたい。

世界的な半導体不足はパチンコ業界にも多大な影響を与えており、パチンコ・パチスロともに十分な生産ができない状況となっている。ホールを見れば、〝1機種多台数〟の運用に限界が出ている以上は多機種で構成していく必要がある。本機のような性能が高い機種も一定台数確保して長期稼働させることが営業を安定させることにつながっていく。

管理遊技機は来年から予定されている中で、安定供給されるまでの長い時間を稼ぐには非常に重要な事となるので、遊技環境及び告知による遊技誘導に注力してもらいたい!

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