大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sコードギアス3」

2021.07.05 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#202


今週の紹介機種は「Sコードギアス反逆のルルーシュ3」
8月1日導入開始予定
メーカー:サミー
目標15,000台予定


旧規則機の設置期限が1年延長になったが、実際のところ期限も残り半年程度となった。
人気のシリーズも旧規則機から新規則機へ移行していく必要があり、すでに多くのシリーズが成功と失敗を繰り返しながら転換を進めている状況だ。

成功と失敗の原因は主に「シリーズ再現度」に大きく左右されており、本機においては今の内規上で可能な限りシリーズ機を踏襲した作りとなっている。
リリースされるお盆時期はもちろんの事、過去シリーズ機同様に長期の高実績に期待したい!


スペック


本機はA+ARTで人気を博したシリーズ機を再現すべく、A+AT機となっている。基本情報を確認してみよう。

基本スペック
設定 通常時ボーナス確率 RUSH時ボーナス確率 RUSH確率 出玉率
1/250.7 1/199.0 1/594.0 97.9%
1/247.4 1/196.7 1/565.9 98.9%
1/242.1 1/193.1 1/517.8 101.5%
1/238.5 1/191.4 1/437.0 106.3%
1/230.7 1/186.1 1/383.1 109.5%
1/222.1 1/178.8 1/322.0 112.1%

 

通常・AT仕様
50枚ベース 約36.2G
AT仕様 約2.0枚/G
HBB獲得枚数 約150枚
BB獲得枚数 約115枚
RB獲得枚数 約50枚
RUSH突入契機 CZ突破/ボーナス中のC.C揃い
CZ突入契機 内部ポイント一定数到達/ボーナス/天井
CZ成功期待度 約30%
RUSH仕様 セットループ(40G+α)
RUSH突入時期待枚数 544枚
天井突入契機 上位CZ&RUSH間500G
天井恩恵 強CZ(期待度約45%)

本機はシリーズを踏襲したA+RUSHとなっており、純増もほぼ同様。

内部システムは同社機「S頭文字D」と同じ仕組みを採用し、リアルボーナスの一部を高確率状態として扱う仕様だ。「S頭文字D」と大きく異なる点として、ボーナス終了条件となる払出枚数が少な目に設定されていることと、本機はBAR揃いで「CZポイント高確率状態」であることを視認させるようになった。

メインとなるCZ中は小役入賞でRUSH期待度を上昇させる仕様となり、天井CZは押し順ナビが発生するため期待値が上昇するといった仕掛けが。天井到達はRUSH当選確定ではないが、ボーナスでは天井ゲーム数はリセットされないので、RUSHのチャンスは多めに仕上がっている。

RUSHはシリーズを踏襲したセット数管理のループタイプとなっており、継続時には特化ゾーンなどの報酬も。なお報酬期待値と継続期待度が「Lv」としてセットごとに可視化されている。
継続期待度とは別に、シリーズ2作目で登場した要素である「ピース」によって継続をサポートする仕様も踏襲されている。ボーナスや特化ゾーンなどでピースを集め、ロング継続を狙うおなじみのゲーム性となっている!


演出


内部ボーナスや内部RTなどシステム部分の仕様上で、目に見える展開が激しい分シリーズ最大級となる膨大な演出量となっている。

CZ突入の要となるポイント獲得演出が多く存在し、前作「R2」同様にボーナス後も期待感が継続される仕様となり、6号機では希少な感覚だ。

RUSHに内部モードは存在しておらず、純粋にセット毎でのレバー抽選で継続期待値を上昇させるため、「Lv上昇」を示唆する演出が頻繁に発生。
RUSH継続時の報酬で突入するピース獲得の特化ゾーンは、劇場公開されたスピンオフ作品『亡国のアキト』のバトル演出になっているなど、新規演出も多く搭載されている。


ポイント


本機「Sコードギアス反逆のルルーシュ3」の訴求ポイントはコンテンツスペックとなるだろう。

今もなお現役稼働中のシリーズだが、前作が残存している中での新規則リリースは失敗する事が多い状況が続いているので、コンテンツだけに頼らずスペックを合わせた訴求が重要となるだろう。

スペックについて、前作の残存台数が少なくなったため、かつ演出上の状態示唆など大きな相違があるため、スペック比較を行う必要はないだろう。
新要素である内部ボーナスによって状態ブーストが行われる「ギアスロック」やボーナスでクリアされない天井CZ、完全新規演出となる「アキトバトル」など新要素の訴求に注力するべきだ。


現市場でリアルボーナス搭載機が絶対的な支持を得ている理由として、「昔ながらのレバー抽選」「レバーによるレスポンスを感じられる」などが要因だろう。
このような打感を得られる6号機ではまだまだ希少な状況であり、かつ本機は内部ボーナスのバランス調整がされた事でレバーによるレスポンスが高い機種となっているので、高実績に大いに期待したい。

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