大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pめぞん一刻」

2021.06.28 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#201


今週の紹介機種は「Pめぞん一刻 Wedding Story」
7月18日導入開始予定
メーカー:アムテックス
目標4,500台予定


世間ではリバイバルや昭和レトロなどの回帰志向がブームとなっていて、昔のアイテムやコンテンツが現代のテイストで甦ることが多くなった。

流行というものは時代ごとに存在するが、現代では流行変化のサイクルが非常に早くなっていて流行り廃りが激しい。そんな中でも映像コンテンツにおいてはリアルタイムでの流行りこそあれど、良いものは時を経ても変わらず幅広い層からの支持を得る事も少なくない。

本機「めぞん一刻」も放送当時の世代層に限らず認知され親しまれていることから、定期的なリリースがされ実績を残していると考えるのが妥当だろう。回帰ブームだけでなく、作品の良さから新たなニーズが生まれているからに他ならない!

この令和の新時代においても新たなニーズが生まれる事に期待したい。


スペック


本機はハイミドルの確変ループタイプとなるが、メインのターゲット層向けによくあるシンプルなスペックではなく、若年層も意識したトリガー的要素も含んでいる。まずは基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
大当り確率 約1/319.6
高確率 約1/130
確変仕様 ループタイプ(絶対確変搭載)
時短回数 通常時:200回/電サポ時:100回
確変突入率 特図1:60%/特図2:100%
特図2移行振分 通常時:5%/右打ち中:20%
実質継続率(時短込み) 約78%
MAXラウンド(1300個)比率 特図1:80%/特図2:100%
SA 22.7

 

特図1大当り振り分け
状態 ラウンド数 出玉(払出) 移行先 振分
通常時 10R 約1300個 特図2確変へ 5%
10R 約1300個 特図1確変へ 35%
2R 約260個 特図1確変へ 20%
10R 約1300個 時短200回 40%
電サポ中 10R 約1300個 特図2確変へ 20%
10R 約1300個 特図1確変へ 20%
2R 約260個 特図1確変へ 20%
10R 約1300個 時短200回 40%

 

特図2大当り振分
ラウンド数 出玉(払出) 移行先 振分
10R 約1300個 特図2確変へ 25%
10R 約1300個 特図1確変へ 75%

本機の右打ち中メインは特図1消化隣、特図2は絶対確変の振分となっている。
特図2への移行率は状態および消化特図により3段階の振分が存在。通常当選後の時短回数も状態により変化し、内部的には複雑なスペックとなっているが、遊技している分には問題はないだろう。

通常時および右打ち中のメインとなる特図1の確変振分は60%となるが、初当り時の5%か右打ち中20%の10R+特図2移行を引けば、移行時10Rに加えて絶確(特図2確変)状態中の10R、さらに絶確転落後の特図1確変10Rで最低30Rが保証される。
見た目以上に一撃制に期待がもてるスペックとなっているのだ!


演出


シリーズを踏襲した作りとなっており、新規エピソード2話を加えた全35話を収録。コンテンツの魅力を存分に発揮した仕様となっている。

そして確変ループ+絶確スペックならではの確変「Wedding Road」/絶確「祝言」が確定する専用リーチ、いわゆる〝レバ確〟の演出などが豊富だ。楽曲は『年代』を任意に選択でき、選んだ年代の楽曲がリーチ時に流れるなどエピソードを堪能する為の細かな配慮が施されている。


ポイント


本機「Pめぞん一刻 Wedding Story」の訴求ポイントはコンテンツスペックとなるだろう!

コンテンツについては、もはや説明不要な知名度であり、最新作である事の訴求がポイントとなる。
これまでのシリーズ機は基本的にナンバリングされておらず、機種名のサブタイトルで判断されていた。しかし市場から姿を消していた期間を考慮すると、本機が最新作なのかどうなのかを認識しづらい可能性がある。

本機はシリーズ5作目となり、新筐体でのリリースとなる点を活かした訴求が効果的となるだろう。

スペックにおいて、複雑な内部仕様を訴求する事はメインターゲット層に対してハードルを上げてしまう恐れがある。なのでフローチャートを利用して「祝言」(絶対確変)を認識させる程度が良いだろう!
どうしても特化モードが存在する機種はハードルが高く感じてしまう傾向にある。ただし本機は確変時「Wedding Road」中の確変当りは『通常確変20%・絶対確変20%・突然確変20%』の均等振分となっており、この点でハードルの高さを感じさせ難くする事も出来るだろう。


7月前半には「沖海5」が大量に市場リリースされており、本機への回遊性が高いユーザーも多く動いている状況となるだろう。

オリンピックも間近となりワクチン接種が促進され、世間のコロナムードが緩和に向かっている状況は大きな後押しとなる事が予想される。7月後半の新機種が薄い状況もあるので、本機には長期稼働はモチロン、「沖海5」と共にコロナで遊技意欲が減少したユーザーを呼び戻してくれることを大いに期待したい!

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