大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P海物語IN沖縄5」

2021.06.21 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#200

2017年7月にLINE@限定コンテンツとして始まった本講座も200回目を迎え、まもなく4年が経過しようとしている。

ここまで続いたのも皆様のおかげであり、本講座をご覧いただいて自店・業界を良くしたいと考えて頂ける方が多い事に嬉しく思い、感謝の念に堪えない。これからも独自な切り口にて目まぐるしく変化する機械のポイントをお届け出来ればと思う!


今週の紹介機種は「Pスーパー海物語IN沖縄5」
7月4日導入開始予定
メーカー:三洋
目標80,000台予定


記念すべき連載200回目に相応しい機種として〝パチンコの代名詞〟といっても過言ではない「海物語」シリーズ最新作を解説していく訳だが、昨年4月の全国的な休業が明けて本格的に新台リリースが再開された夏頃から、海シリーズの新機種はスペック違いを含めると今年7月までに7機種とハイペースなリリースが続いている。

ただし、スペック違いではない最新タイトルという点では本機のみ。さらに経過措置延長が決まった現在の状況下においても、2022年1月末までの予定では本機をベースとした「アイマリン」を含むスペック違いのみのリリースとなるという。

他メインタイトル機と同様に、本機にはこれから先6年間の業界を支えてくれる事に期待したい!


スペック


新規則では初となる「沖縄」最新作の本機はハイミドル確変ループタイプと、シリーズの王道スペックだ。
現市場で稼働中の「沖縄4」との比較で確認してみよう。

基本スペック
機種名 Pスーパー海物語IN沖縄5 CRスーパー海物語IN沖縄4
タイプ 確変ループ 確変ループ
通常確率 約1/319 約1/319
高確率 約1/38.0 約1/37.9
確変振分 60% 60%
突確振分 特図1:20%/特図2:8% 特図1:20%/特図2:8%
大当り出玉(獲得) 10R・1500(1400)個 16R・1536(1408)個
通常当選後時短回数 特図1:100回/特図2&電サポ中特図1:120回 ALL100回
遊タイム 非搭載 非搭載

上記のスペック表からも分かる通り、「4」と比較しても〝誤差レベル〟でほぼ一致するスペック再現になっており、確変時についてはラウンド短縮と時短回数増加により、むしろ性能は高くなっているといえよう。

ラウンド数に関することとして、シリーズの特徴でもあるワイドアタッカーによるオーバー入賞でのプラスの払出がラウンド数減少により抑えられてはいるが、表面上のスペックでは上回っているのは確かだ。


演出


5年ぶりに一新された海シリーズ専用筐体「クリスタルシェル」が採用されている。新筐体のベースは前筐体「マリンシェル」だが、新たに視覚的に「海シリーズ」と視認出来る仕様が強化された。

「沖海」シリーズならではの盤面と巨大なギミック付きハイビスカス役物に加え、前作には搭載されていなかった「ビッグバイブ」演出が追加されインパクトの強い演出が多く搭載されている。
任意で選択可能な4種の演出モードに関しても随所に新規演出が追加され、突然確変専用演出も加わり、最新作たる仕様に出来上がっている!


ポイント


本機「Pスーパー海物語IN沖縄5」の訴求ポイントはコンテンツスペックとなるだろう!

コンテンツは言わずもがな、〝業界全体の代表タイトル〟となるだけに「沖海」最新作である事を訴求する事がシンプルにして最も重要となる。

そしてスペックにおいては、CR機からP機への移行で懸念されがちなスペックダウンの不安を払拭することが重要だ。前作ひいてはシリーズ機との比較によって進化した点も訴求できるため効果的となるだろう!


毎度の事ながら、規則改正時は急激な締め付けから始まり後に緩和される傾向にある。ただし今回は、異例的に急激な緩和が立て続いているのは間違いなく、緩和が続く状況化では常にトレンドも変化することを頭に入れておかなければならない。

管理遊技機の登場時期も徐々に明らかにされつつあり、ホールに大きな費用負担が求められるが、代償として大きく性能が向上した機械の供給が期待されている。
管理遊技機と伴う性能向上スペックが登場すると、射幸性を求められる機種については大きな影響が及んでしまうと予想される。だが本機のような射幸性が抑えられている機種については、大きな影響はないと予想されるので前述したように本機には6年間の稼働を切に期待したい!

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