大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「PナナシーSP」
2021.05.17 / 連載LINE公式アカウント限定でSH@CK氏オススメ機種の分析データを配信中。予告ナシ!再配信ナシ!今のうちにPiDEAのLINE公式アカウントに登録を!
【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#195
今週の紹介機種は「PナナシーSP」
6月7日導入開始予定
メーカー:豊丸
目標5,000台予定
いまやコンテンツとのタイアップで溢れている本業界だが、一部のオリジナルコンテンツは廃れる事なく続いているものもある。
「ナナシー」シリーズといえば、希少なオリジナルコンテンツの1つであり、1996年の初代リリースから25年が経過した現在でも市場唯一の〝電役スペック〟でリリースされ続けるオンリーワンな存在だ!
新たな時代になっても変わらずに市場ニーズに応え続けてくれる事に期待したい!
スペック
本機はシリーズを踏襲した超高確率の電役機となっている。
基本スペックを確認してみよう。
基本スペック | |
タイプ | 電役 |
特図1確率 | 約1/66.6 |
特図2確率 | 約1/58.9 |
連続大当り期待度 | 約25.1% |
特図1出玉(最大払出) | 約780個 |
特図2出玉(最大払出) | 約1170個 |
遊タイム | 非搭載 |
特図1大当り振分 | |
出玉(最大払出) | 振分 |
約780個 | 100% |
特図2大当り振分 | ||
出玉(最大払出) | 振分 | 特賞発動タイミング |
約1170個 | 10% | 消化中特賞の終了後(まる得当り) |
約1170個 | 20% | 即発動(書き換え) |
約780個 | 70% | 即発動(書き換え) |
当選確率は特図1で1/66.6、さらにステージ及び右打ちスルーから入賞する特図2は1/58.9と全体的に高確率な仕様。
電役ならではの特徴として、特賞消化中にも大当り抽選を受けることができるが、この消化中の特図2抽選は遊技環境次第ではあるものの約1/4の当選期待値がある。そして、今作は新システムとなる「EX BOOST」により、1SETあたりの出玉が1000発を超える振分も存在する。
特図2振分10%の「まる得当り」に当選した際には消化中の特賞終了後に次の大当りが開始されるため、1/66の超高確率でありながらも基本大当りの780個+1170個=合計2000個近い出玉にも期待出来る仕様となっているのだ!
演出
通常・特賞中はそれぞれ3種のモードから演出選択が可能となっており、通常時はベーシック・サーカス・アドベンチャーの3種類。特賞中は当選の告知方法が選択可能だ。
演出バランスはシリーズを踏襲したシンプルな作りで、通常時はノーマルリーチからの当選が約4割を超えるバランスとなっている。
可動ギミックも2種搭載されており、可動時は高信頼度のものとインパクトのある巨大ギミックとなっている。
ポイント
本機「PナナシーSP」の訴求ポイントはコンテンツ&スペックとなるだろう!
スペック違いがコンスタントにリリースされているものの、タイトル上の最新作としては3年ぶりとなるので、ナナシーシリーズ最新作という点の訴求はシッカリ行う必要があるだろう。
そして、超高確率な〝1/66.6〟という当選確率にも関わらず、最大1170個の「EX BOOST」大当りの搭載で一撃性も秘めている新たなスペックである点を十分に訴求する事が重要だ。シリーズファンだけではなく、新台支持層をキッカケに幅広い層へアプローチ出来る可能性もあるだろう!
これまではハイミドルでタイトルがリリースされ、その後にスペック違いのライト(甘)をリリースするという流れだったものが、昨今ではメーカーの販売戦略により、間にライトミドルを挟む事が非常に多くなってきた。このような状況から、ライトミドルとライト市場へ非常に多くの悪影響がおよび、それにともなって全スペックを通して1つのタイトルが短命で終わる事態が多くなってきている。
ライトスペック購入のコストパフォーマンスが低く、機種の取り揃えが難しい状況の中、本機のようなワンスペックかつオンリーワンの機種は希少だ。二次活用も含めた6年間の設置に期待したい!