大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sガメラ」
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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#194
今週の紹介機種は「Sガメラ」
6月7日導入開始予定
メーカー:銀座
目標7,000台予定
4号機後期に地位を築き上げたAT・ストックスペックだが、当時はコンテンツタイアップ時代への突入も相まって〝名ばかりシリーズ機〟を量産してしまった。そんな名ばかりシリーズは今でもリリースされ続けている。
それ以前のパチスロ市場はAタイプが主流で、コンテンツもオリジナルが中心であった。そんな時代を牽引した名機の多くが5号機でリメイクされ、中には高い市場貢献をし続けているものもある。その最たる機種がアクロスの「Aプロジェクト」シリーズ、それに追随するかのように5.9号機で爆発的にヒットした「ディスクアップ」だ。
6号機の仕様上、現在の市場はATスペックが主流となり、さらに有利区間の仕組みによりゲーム数に依存したゲーム性が多く、パチスロ本来の楽しみであるレバー抽選が薄くなっている。これこそが6号機の低実績に大きく繋がっている要因だろう。
そんな市場環境の中、AT機でありながら本当の意味でAタイプのように作り込まれたのが本機「Sガメラ」である!本機は往年の名機のリメイクであり、当時の大量獲得Aタイプを再現している。「Aプロジェクト」「ディスクアップ」などに続き、本機にも大きな実績に期待したい!
スペック
本機は同社機「S蒼天の拳」「Sチェンクロ」「S F.S.O」同様に、リアルボーナスを活用したボーナス/ATタイプとなっている。
基本スペック | ||||
設定 | BB確率 | RB確率 | 合算確率 | 出玉率 |
① | 1/380.4 | 1/515.9 | 1/219.0 | 97.6~102.0% |
② | 1/380.6 | 1/498.7 | 1/215.8 | 98.1~102.6% |
③ | 1/382.6 | 1/472.7 | 1/211.4 | 99.0~103.4% |
④ | 1/386.5 | 1/425.2 | 1/202.5 | 101.2~105.6% |
⑤ | 1/391.7 | 1/374.3 | 1/191.4 | 102.1~106.6% |
⑥ | 1/396.4 | 1/300.1 | 1/170.8 | 103.0~107.4% |
通常・AT仕様 | |
AT仕様 | ボーナス/押し順AT |
AT純増 | 約4.0枚(JAC中は約5枚) |
50枚ベース | 約31.9G |
通常フロー | 確定役およびメイン役での重複抽選 |
RB仕様 | JAC1回(約90枚)+BIG昇格抽選 |
BB仕様 | JAC5回+JAC上乗せ抽選 |
天井 | 有利区間移行後約900G+前兆 |
有利区間移行タイミング | RB終了後約30G・BIG後約100G |
本機は、技術介入により大きく出率が変動する仕様で、リメイク機ならではの出玉率になっている。主な技術介入ポイントはJAC入賞時の目押し、そしてボーナスゲーム中の2コマ目押しによるJAC上乗せ抽選だ。さらに目押しが必要なレア役成立時でも演出頻度が低く、Aタイプならではのボーナス入賞手順なども他機種に比べると技術介入の要素となってくる。
ボーナス抽選は確定役およびチャンス1枚役がメインの抽選契機となっており、ATタイプながらもレバー&出目による抽選がある程度明確となっているのだ!
そして、ボーナス中はJAC入賞でAT状態へ移行して出玉を増やす仕様。BB中はJAC消化中に怪獣バトルを行い、勝利するとJAC上乗せとなる。BBのボーナスゲーム中は1/3で成立するJAC入賞までの間に、1/5で成立する中リール赤7を技術介入で目押しすることで怪獣バトルの勝利期待度が上昇し、期待度が維持される仕様となっている。
演出
4号機時代のシリーズ機を踏襲しており、Aタイプであった初代同様に出目による演出がメインとなっている。右1st押しによる出目も踏襲され、出目と演出の法則によりボーナス期待度が変化する仕様までもが再現されている。
BB中はベースとなった初代とは大きく異なり、消化中のほとんどがJACゲームとなるが、JAC中のバトルによりJAC上乗せを行う仕様とAタイプライクでありながらボーナス中の抽選を楽しめる仕様が特徴だ。
ポイント
本機「Sガメラ」の訴求ポイントはスペックとなるだろう。
コンテンツについては、初代が市場から姿を消してから10年以上が経過している事もあり、さらに「ガメラ」というコンテンツの人気よりもスペックに振った機種であった事から、そこまで重要にはならないだろう。
以上のことを考慮し、『初代踏襲』をキーワードとしてスペック訴求をすることが最も効果的だ。
『完全レバー抽選+天井アリ』『出目の再現』『BBはJAC×5!当選時の期待枚数560枚!』など初代を彷彿とさせるスペックを掘り下げてアピールすれば、初代を知らない層にも興味喚起をはかれるだろう。そして技術介入により最低出率102%となる点について、『2コマ目押しの難易度』と低難易度からくる『勝ちやすさ&打ちやすさ』の訴求によりユーザーレベルを下げる事も重要なポイントとなるだろう!
夏頃からは新内規(有利区間3000G可能)の機種がリリースされる予定となっており、ゲーム性の幅が広がることで市場ニーズへ大きく影響を与える事が予想される。その中で特に影響を受けるのは、ゲーム数依存の機種と予想され、本機の様にレバー抽選をメインとする機種は影響が受けづらいと思われる。そのため、一定のニーズを維持しながら長期貢献をさせるのがベストであり、遊技環境の整備には注意が必要だろう!