大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pウルトラマンタロウ2」

2021.04.05 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#189


今週の紹介機種は「Pウルトラマンタロウ2」
4月18日導入開始予定
メーカー:SANKYO
目標25,000台予定


4月上旬から続々と総量見直し機がリリースされ始めた。総量計算方法の見直し対象となったのは、過去数年間に主流となっていた〝通常ST〟以外のスペックであり、今後は今にも増してST以外の多種多様な機種のリリースが予想される。

そして4月リリース機種の中では出玉性能に1番特化したスペックが、本機「Pウルトラマンタロウ2」だ。

 

スペック


本機は振分でループ継続が決まるラウンドバトルタイプの1種2種ハイミドルだ。現パチンコ市場でトップクラスの稼働・出玉性能を有している「CR真・北斗無双」と比較して、今回の見直しされた性能を確認してみよう。

基本スペック
比較機種 Pウルトラマンタロウ2 CR北斗無双
RUSHタイプ 1種2種ループ V確ST
通常時大当り確率 約1/319.9 約1/319.7
RUSH中確率 約1/9.16 約1/81.2
RUSH突入率 約50.0% 振分50%(引戻込63.3%)
RUSH継続率 81% 約80.0%
RUSH期待連荘数(初当除く) 5.26回 4.01回
特図1出玉 ALL約300個 ALL約900個
MAX出玉(特図2) 1500個 2400個
MIN出玉(特図2) 1500個 600個
RUSH期待出玉(初当除く) 約7700個 約5500個
遊タイム 通常950回転後当選濃厚 非搭載

 

大当り振分
  ラウンド数 払出出玉 終了後状態 振分
特図1 2R 約300個 時短6回 100%
特図2 10R 約1500個 実質次回まで 81%
10R 約1500個 通常転落 19%

RUSH性能においては「北斗無双」を上回る性能を有している!
ただし、RUSH突入については振分がなく、いわゆる時短突破型のシンフォギアタイプとなっている上に突破したとしても81%の振分をクリアしなければ通常へ転落してしまう仕様。

そして本機のRUSH時の大当りは出玉1500個に加え、小物による払出が10Rあたり約100個とれるため、1回あたりの大当りでは約1600個の出玉に期待できる。RUSHの仕組みとしては時短が付くか0回かを10R当選時の振分で管理しているため、RUSH抜け時にもMAX出玉を取れる事でRUSH性能を大きく引き伸ばしているのだ!

遊タイムも搭載されており、特図2時短となる事から81%継続のRUSHへ直行する仕様となっている。

 

演出


歴代シリーズを踏襲したものがベースに。

RUSH中はラウンド中のジャッジバトルにて継続の告知がされる仕様となり、任意で演出を選択できる。選べる演出は「兄闘バトル」「震拳バトル」「Air-Vibモード」の3つで、それぞれスタンダードなバトルや新ボタンデバイス「震拳」と京楽お馴染みのエアバイブによる告知となっている。

RUSH中に関しては選べるバトルによって、コンテンツに左右されない演出にもなっているのだ。

 

 

ポイント


本機「Pウルトラマンタロウ2」の訴求ポイントはスペックとなるだろう!

過去にも多くのシリーズ機がリリースされており、原作訴求よりも〝京楽最新機種〟という点が重要で、コンテンツ面に関しては比重は重くない。ただしキャラよりも筐体画像を見せるような訴求がポイントだ。

そして何よりも訴求するべきはスペックだ!総量見直しによって極限まで引き伸ばされたRUSH性能こそ、最も大きく訴求する事が1番重要となるだろう。


本機に関しては導入時期が特殊な形になっており、GW前の導入は愛知を含めた東日本に限定され、もちろん21世紀会の定めた規定を守っている事が導入条件となっている。

パチンコホールは装置産業である以上、その〝装置〟の有無による差は絶大だ。だからこそ「沖ドキ!」の呪縛に囚われているホールが存在し続けているわけだが、逆にそんな存在がいるからこそチャンスでもある。
供給側・メーカーが用意したペナルティによって新台ラインナップにアドバンテージをつけることが可能で、これを最大限に活かすことで有利な位置に立て、さらに業界を清浄化する事にも繋がるだろう。

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