大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P GANTZ極」

2021.03.22 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#187


今週の紹介機種は「ぱちんこ GANTZ極」
4月4日導入開始予定
メーカー:オッケー.
目標8,000台予定


2018年2月に行われた規則改正以降、さまざまな内規緩和が続いてる。改正規則で〝設定機能〟が解禁され、矢継ぎ早に〝継続率65%制限〟の撤廃や〝下限B30制限〟撤廃、さらに〝遊タイム〟が認められ、細かなものも含めれば多くの緩和行われてきた。

そして正確には内規緩和ではないが、試験における総量出玉の計算方法が見直されたことでRUSH性能が実質的に緩和された。本機も新たな計算方法で設計されており、性能が向上された機種のリリースが今後も多く予定されている!

 

スペック


本機のスペックは、GANTZシリーズの代名詞となる小当りRUSHを搭載したハイミドルタイプだ。前作「2」をベースに改良されているので、比較しながら確認してみよう。

基本スペック
機種名 GANTZ極 GANTZ2
タイプ 小当りRUSH付ループ 小当りRUSH付ループ
通常時大当り確率 約1/319.9 約1/319.7
確変時大当り確率 約1/114.0 約1/99.9
特図1確変突入率 約45% 約60%
特図1 RUSH突入率 約45% 約30%
特図2確変継続率 約72% 約63%
特図2 RUSH継続率 約70% 約40%
小当り払出期待値(1セットあたり) 約1500個 約1050個
大当りMAX出玉 1500個 1500個
特図1 MAX出玉比率 約5% 約40%
特図2 MAX出玉比率 約70% 約40% or 約100%
遊タイム機能 低確率950回消化で時短100回 非搭載

 

大当り振分
  ラウンド数 出玉(払出) 状態移行 振分
特図1 10R 約1500個 確変:小当りRUSH 5%
2R 約300個 確変:小当りRUSH 38%
2R 約300個 確変:電サポ30回後RUSH発動 2%
2R 約300個 通常:時短30回 17%
2R 約300個 通常:時短ナシ 38%
特図2 10R 約1500個 確変:小当りRUSH 70%
2R 約300個 通常:時短30回 30%

前作を含め過去シリーズでは確変中でも常に小当りRUSHというわけではなく、ただの確変ループ状態の上に小当りRUSHが存在し、2種類の確変状態があった。それに対し、初当り時2%のRUSH潜伏30回転を除いては基本的に確変=小当りRUSH状態に変更されており、滞在比率が飛躍的に増加している。
その代わりに初当り時の確変比率が大きく制限されており、入口と出口のバランスが大きく変化しているのだ!

前述の通り、今回の緩和によってRUSH継続率に加え小当り性能も向上しており、モード突入時の出玉に超特価している。

遊タイムは特図2時短100回となり、他機種のように当選期待度が決して高くはない。だが当選すれば確変振分が大きく優遇されている特図2抽選となるのがポイントだ。

 

演出


スペックの変更に伴って演出フローが大幅に変更されており、その為に期待度も大きく変化している。

大きな変更点としては、通常時リーチハズレから時短30回付の通常or確変「リベンジボーナス」へ当選するフローがあること。なお図柄揃いでの当選はRUSH or 通常の振分が1:1となり、ラウンドジャッジへと突入する。

 

ポイント


本機「GANTZ極」の訴求ポイントはスペックとなるだろう!

総量緩和の第1弾機種であり、新たに向上したRUSH性能の高さを訴求する事が最重要となるだろう。その為には前作との比較が分かりやすく、相乗効果も考えれば同時再導入なども効果的だろう。

GW直前の4月後半にも多くの新総量対応機がリリースされるので、シッカリとRUSH性能の高さをアピールしていく事が将来的な新台稼働にも大きく関わってくるだろう。

現状において「大当り確率1/320制限」がある以上、RUSH性能を向上させるには、その他を冷遇する必要がある。そのため、玉単価が大きく上昇する仕様となるのは免れない。
性能としては【勝率】ではなく【勝ち額】に寄ったスペックとなる事からユーザーの負担となる面もある。いわゆる〝射幸性が高い〟機種といえるので、【勝ちの魅力】を訴求する事が非常に重要となる!

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