大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P中森明菜」

2021.03.15 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#186


今週の紹介機種は「P中森明菜〜THE BEST LEGEND〜」
4月4日導入開始予定
メーカー:Daiichi
目標10,000台予定


パチンコがコンテンツタイアップ中心となってから長い時間が経ち、アニメコンテンツがそのメインとなった昨今。振り返れば、一昔前はオリジナルコンテンツばかりであったものが「芸能・特撮」コンテンツが採用され、近年のアニメ業界側の発展に比例するようにパチンコ業界もアニメ中心に移行していった。

一時代を築いた「芸能・特撮」コンテンツの中でもシリーズが長く続いているものは一握りだ。だが、本機「中森明菜シリーズ」は中高年の中でも広い年齢層から今もなお支持の高い希少なシリーズと言えるだろう!
そんな本機にはコロナにより離反した年配層の再来店に繋げてくれる事に期待したい!

 

スペック


本機はシンプルなループタイプのハイミドル機だ。基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
RUSHタイプ 確変LOOP
通常時大当り確率 約1/319.68
確変中 約1/39.96
確変振分 約61%
MAX出玉※特図1・2共通 1500個
MAX出玉比率※通常時 82.5%
MAX出玉比率※特図2 91%
通常保留個数 8個

 

大当り振分
ラウンド数 10R 2R 10R
出玉(払出) 約1500個 約120個 約1500個
終了後 確変 確変 時短100回
振分( 43.5% 52.0% 17.5% 9% 39% 39%

遊タイム非搭載かつ時短回数も100回固定と、現市場の中で考えると非常にシンプルな突然確変ありのループタイプとなっている。

通常時(左打ち)は8個保留で、右打ち(確変or時短)では特図2のみの抽選。左打ち中と右打ち中の振分差は10R確変と突然確変の比率で、突然確変以外は全てMAXラウンド。確変割合は変化しないが、左打ち中でも特図2での時は出玉振分が優遇されることになる。

 

演出


筐体右上部に大型の音符役物が搭載され、非常に強いアイキャッチとなっている。

液晶演出についてはシリーズを踏襲した【歌パチ】らしい作りとなっており、楽曲により信頼度が変化する仕様。

初当り後の右打ち中は過去シリーズ同様に、確変か通常かが分からないようになっており、シリーズを踏襲した〝歌いきれば大当り〟のモードから、演出量の多めの他2つのモードが搭載され任意で選択可能。また確変確定状態時は昔懐かしのPV演出が発生する。

 

ポイント


本機「P中森明菜〜THE BEST LEGEND〜」の訴求ポイントはコンテンツスペックとなるだろう!

コンテンツ面では、久々のシリーズ登場かつ年配層ターゲットの希少な機種となる事から、チラシなどのリアルプロモーションを中心に展開するべきだろう!

そしてスペックに関していえば、さまざまなシリーズが時代の流れにより大きく変化してしまっている現在。もちろん本機も過去シリーズから出玉スペックは変化しているが、シンプルなフローや演出はシリーズを踏襲している事を訴求するのが良いだろう!

 

冒頭で触れた通り、ライトユーザーの年配層はコロナにより昨年の緊急事態宣言以降リタイアしたきり復帰していない状況にある。
復帰させる事は非常に困難であると言うまでもないが、ワクチン接種が開始される時期のリリースとなっている事はわずかではあるが希望と言える。

しかし店舗側が受身の状態だけでは、ここまで復帰してこないユーザーを呼び戻す事は難しいだろう。
会員の登録情報などで疎遠となっている年配層を抽出し、新台DMなどでアプローチしていく事で、復帰を躊躇っているユーザーの背中を押さなければいけない。

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