大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P FAIRY TALE2」
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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#179
今週の紹介機種は「P FAIRY TAIL2」
2月8日導入開始予定
メーカー:JFJ
目標10,000台予定
内規の緩和や変更により、一昔前と比較すると様々なスペックが市場に存在する昨今。逆にシンプルなスペックが少なくなってきた様にさえ感じる今日この頃。
多岐に渡る新しいスペックだが、その開発はメーカーにより二極化され始めている。その中でも藤商事は新スペック開発の第一任者とも言える。
実績そのものは厳しい場合もあるが、新スペックへのチャレンジでパチンコの可能性を広げる事に一役買っているのは間違いない。その点でも新スペックを搭載した本機の今後の市場展開に期待したい!
スペック
本機のスペックは約1/199.8のライトミドル1種2種だが、右打ち中はリーチが最大5回発生すれば当たるという「ランクアップバトルシステム」を搭載している。
基本スペック | |
通常時大当り確率 | 約1/199.8 |
特図2小当り確率(合算) | 約1/33(約1/28.5) |
初当り時RUSH突入率(振分) | 約50% |
RUSH継続率 | 約70.4% |
特図1出玉 | ALL約560個 |
特図2出玉 | ALL約1,000個 |
遊タイム詳細 | 大当り間558回転消化で特図2時短756回 |
大当り振分 | ||||
当選契機 | ラウンド | 払出出玉 | 終了後 | 振分 |
特図1 | 5R | 約560個 | 時短77回+保留4 | 50% |
5R | 約560個 | 時短10回+保留4 | 50% | |
特図2小当り経由 | 10R | 約1000個 | 時短77回+保留4 | 100% |
特図2図柄揃い | 9R | 約990個 | 次回濃厚 | 100% |
上記の表だけ見ると、「RUSH中確率約1/28.5で時短77回は継続率95%くらいだろ」と思う方もいるだろう。しかし上記の継続率約70%は間違いではない。というのも、前述した「ランクアップバトルシステム」という新システムが新たなゲーム性を作り出しているからだ。
RUSH中のリーチ最大5回で大当りという「リーチ回数天井」のような新システムだが、内部的には時短の終了契機が特図の作動回数だけでなく、小当り発生回数でも管理されていて〝天井〟のような物を実現しているのだ。簡単に言えば、時短77回の間に小当りを引き、規定回数の小当りが発生すれば電サポが切れV入賞できるようになり、大当りへ昇格するという仕様だ。
上記の振分のうち、特図2小当り経由の大当りにはさらに内部的に規定回数の振分が存在する。
1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 |
23.5% | 20.2% | 20.2% | 19.3% | 16.8% |
またRUSH中に図柄揃い(1/199当選)をした場合は実質次回濃厚の時短へ突入し、2,000発以上が確定する仕様となっている。
なお、電サポ最終回転+残保留の5回は通常状態と認識されるため、小当り天井の概念はなくなり『小当り発生=大当り』となる。
演出
シリーズ最新作となり、題材も前作とは異なるので演出も一新されている!
前作を踏襲した漫画タワーギミックを搭載しつつ、さらに筐体上部に巨大な漫画のページが鎮座しているのが特徴だ。
スペックを活かした演出としては、RUSH中のリーチ発生=小当り当選となるために、リーチ回数を重ねる毎に天井到達の期待が高くなる。さらに規定回数をリーチ演出で示唆している!
そして、図柄揃いの2000個確定状態の他にも、状況次第では3000個の確約演出も搭載されている。
ポイント
本機「P FAIRY TAIL2」の訴求ポイントはコンテンツ&スペックとなるだろう!
コンテンツに関していえば、前作およびパチスロのリリースから時間が経ってしまっておりシリーズ機が市場に僅かしか現存していない事もあるので、コンテンツの大きさを見せていくのが良いだろう。『アニメ放送期間足掛け10年!放送和数328話の超大作』と言った感じで、業界にあるコンテンツでも随一である点をメインに。
スペック訴求に関しては「いかに出玉イメージを湧かせるか」がポイントとなるので、RUSH中当選の36.4%相当になる図柄揃い当選で2000発となる点や、RUSH中のリーチ回数天井の搭載などの訴求が効果的となるだろう!
本機の内部的な仕様では、RUSH即当りのイメージが湧き難いなどのデメリットもある。だが、状態によって当選期待度や出玉期待度が変化する仕様は、ユーザーが仕組みを理解すれば高実績に繋がる可能性もある。
そのために訴求のタイミングが重要となるだろう。