大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S政宗3」

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
＃177

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今週の紹介機種は「S政宗3」
2月8日導入開始予定
メーカー：大都技研
目標11,000台予定

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2018年に規則改正が行われ、同年10月に「S HEY!鏡」が初の6号機としてリリースされてから、早い物で2年以上の月日が経った。この2年の間にフリーゲームやビデオリールなど演出面での緩和は行われたが、ゲーム性に関わる性能の面では大きな変化がなかった。

むしろ「リノタイプ」や「ルパン解剖タイプ」の禁止など、システムの規制が行われてしまっている。旧規則機から新規則機への転換期限が近づきつつある現在においても、市場の高貸シェアで6号機は約20%程度と、旧規則機へ頼らざるを得ない状況となっている。

6号機初登場と時を同じくしてパチンコ新規則機もリリースされたが、パチンコに関しては継続率・下限B・電サポ・総量とあらゆる緩和がされた。これにより新規則機パチンコの市場シェアは現在では60%を超えている。

そんな状況が続いている中、ようやくパチスロも待望の性能面の緩和が実施された。本機「S政宗3」は1Gペナルティによるベースカットが搭載された、いわゆるスラッシュAT機としてリリースが開始される！

次世代の新規格スマートパチスロへの移行期間を支えてくれる事に期待したい！

スペック

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本機は通常時にペナルティが搭載された高純増AT機。

基本スペック
設定	初当り確率	出玉率
①	1/358.8	97.4%
②	1/346.4	98.9%
③	1/333.7	100.6%
④	1/313.4	103.6%
⑤	1/293.0	106.7%
⑥	1/274.0	110.5%

 

通常・AT仕様
50枚ベース（通常ナビ打ち）	約38G
AT純増（平均）	約3.7枚（約3.3枚）
AT仕様	押し順
RUSH仕様	疑似ボーナス（枚数管理）ST連荘型
RUSH期待枚数	約1,000枚（CZ-AT獲得込み）
天井仕様（ナビ発生時加算）	出陣ポイント50ptでCZ-AT
CZ-AT突破率・期待枚数	約45%・約50枚
CZ-AT契機比率（設定①）	ポイント：66.6%・レア役後CZ：33.3%
C単価	約3.4円

今回の緩和により認められた1Gペナルティはナビ発生に関わるものであり、通常時はナビがRUSH抽選のメインとなっている。つまりスラッシュATといっても過去のものとは異なり、指定箇所の目押しが必要ない仕様だ。

通常時は出陣ポイントを貯めるゲーム性で、ポイント加算されるナビ発生率は約1/15。出陣ポイント1・5・9・15に前兆移行のチャンスとなっている。

RUSHまでのフローとしては勝率50%以上のバトルの2戦勝利を目指すCZ-ATの突破がメイン。
RUSHは疑似ボーナスATとなっており、ボーナス終了後は減算区間を兼ねるボーナス高確率状態をST形式でループさせる仕様だ。ボーナス高確率状態はミッション形式となっており、現市場では希少なガチ抽選となっている！

ボーナスは差枚数管理で1回のボーナスで50枚～1000枚。枚数やボーナスを上乗せする特化ゾーンも搭載されている。

演出

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本機の最大のゲーム性であるスラッシュナビによるポイント蓄積の仕様は同社機「HEY!鏡」や「番長3」などに近いものとなり、同じようにポイントによる前兆演出がメインとなる。

レア役ではCZ抽選が行われており、ポイントとCZの2軸抽選により2軸の演出が展開される。

RUSH中はミッション形式のボーナス抽選となり、ミッションの期待度や報酬などの種類が多く存在。シリーズの代名詞でもある青7揃いが要になる仕様だ。

ポイント

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本機「S政宗3」の訴求ポイントはスペックとなるだろう。

コンテンツに関しては「2」が現在も絶賛稼働中であり、「凱旋」撤去以降さらなるニーズが増している状況にあるので共存を図る形がベストとなるだろう。

重要なスペックの訴求では、「6.1号機」というポイントもあるものの、演出面だけ6.1になっている現行6号機とほぼ変わらない仕様の機種がすでにリリースされているので効果的ではない事に注意が必要だ。本機のアピールポイントとしては「新世代6号機押し順スラッシュAT」こそが本質となる。

ただし、これについても「通常時のナビに従う事」を促す目的でしかなく、スペック訴求とは異なる点に注意。スペック訴求としては『2戦突破でRUSH確定』『全設定RUSH突入時の期待枚数1000枚』という点に尽きるだろう。

スラッシュATの補足として、ナビ発生時はメイン役など払出に期待出来る役が成立しており、ナビに従うことにより入賞を避けてベースを削る仕様となっている。仕様上ナビに従わない事でベースを向上させる事が可能となるが、AT抽選を受けられないので時間効率が非常に悪くなる。

設計の条件として、スラッシュATの仕様はナビに対して従っても従わなくても同じ出率となる事が要件となっている。なので仕様上は損しない様になっているがゲーム性が破綻するといっても過言ではない。

ユーザー側からは現在の市場にあるペナルティボーナスを利用した機種との差を大きく感じる事は少ないかもしれないが、中身は全く異なりAT中にペナルティを発生させる必要がない事から純増を向上させる事が可能となった。この仕様のおかげでゲーム性への介入度が高くなるなどスペックを大きく向上させることができるようになった。

今までの6号機とは異なりTSやTYへ大きな影響を与え、純増を向上させる事で有利区間1500Gの使用方法の幅が広がる点で注目だ。今後のパチスロ市場の活性化に大いに期待したい！！