大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S南国育ち30」

2020.12.14 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#173


今週の紹介機種は「S南国育ち30」
1月10日導入開始予定
メーカー:アムテックス
目標18,000台予定


経過措置の期限を迎え、多くの機種がいよいよ市場から撤去され始めようとしている。さらなる経過措置延長の兆しもあるが、現時点では1月11日をもって年末撤去予定だった機種が撤去となる。

その年明け撤去機種の中でも市場影響の大きい「沖ドキ」の代替機として、沖スロの名手「南国育ち」がリリース開始!
「沖ドキ」と大きく差ができてしまう6号機のベース設計。しかし本機は4リール+ペナボ搭載により、他6号機よりも極限まで落とす事に成功した。

地域によっては「沖ドキ」で生計を立てている店舗も少なくなく、本機には代替機として大いに期待したい。

スペック


そんな本機は6.1号機の疑似ボーナスATだ。

基本スペック
設定 初当り確率 出率
1/354.7 97.4%
1/339.5 99.2%
1/328.7 101.5%
1/316.8 105.3%
1/308.0 108.8%
1/298.6 113.8%

 

通常・AT仕様
50枚ベース 約36.1G
AT純増 約6.2枚
天井ゲーム数 996G
BB仕様 40G(約248枚)
RB仕様 20G(約124枚)
連荘ゾーン突入率 約25%
期待連荘回数 約6.3回
期待獲得枚数 約1311枚
C単価 約4.1円
ボーナス始動時の制御 自らボタンを押せる擬似遊技

ベースを落とした分、連荘時の期待枚数が非常に高い性能を実現している。
連荘時は1G連となり、インターバルなしの純増6.2枚で出玉が増加していくのだ。

本機は有利区間が特徴的で、例えるなら6号機初期の「美ら沖」に近い仕様。AT単発時などでも区間リセットされず、モードに応じて通常のどこかで切れるため〝即やめ〟はなくなるだろう。天井ゲーム数は区間引継ぎを含めたゲーム数となっている。

滞在モードにより連荘モードへの移行率が異なり、AT当選時の他にも一定ゲーム数消化によりモードアップ抽選を行う仕様となっているのだ!

演出


シリーズを踏襲したものとなっており、遅れ発生によるモード示唆やボーナスラスト8Gでのバタフライゾーンなど往年のおなじみ演出がメイン。

そして4thリールが搭載された事により、バタフライ図柄が停止すれば当選濃厚のプレミアムの役割を持った。さらにボーナス入賞時の疑似遊技で停止すればバタフライ飛翔確定の先告知にもなっている!

ポイント


本機「S南国育ち30」の訴求ポイントはスペックとなるだろう。

5.5&5.9号機とシリーズの結果が奮わなかった事もあるので、コンテンツ面でのアピール効果は見込めないだろう。
それよりはスペックに集中した訴求が効果的であり、純増6.2枚の疑似ボーナスに加えて〝遅れ〟によるモード示唆などゲーム性の訴求がポイントとなるだろう。

特に遊技する際の注意ポイントとして案内すると良いと思われることがある。
本機はナビ発生時に4番目の押し順が[‐]で表示されるため、仮に[4・1・2・3]の押し順の際は[‐・1・2・3]と表示され、慣れるまでは誤って順押ししてしまうなど押し順ミスに繋がる恐れがある。そして、通常時のペナボ成立時に押し順ミスしてしまうと、状況によってはかなり重いペナルティとなる場合があるので『ナビ発生時[‐]は4番目に押して下さい』などの案内が親切である。

 


 

2月上旬には型式試験の緩和により、スラッシュATを搭載した低ベース機も続々リリースされる予定となっており、次世代6号機の時代に期待したい。

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