大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P学園黙示録H.O.T.D.2」
2020.09.28 / 連載LINE公式アカウント限定でSH@CK氏オススメ機種の分析データを配信中。予告ナシ!再配信ナシ!今のうちにPiDEAのLINE公式アカウントに登録を!
【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座
#162
今週の紹介機種は「P学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド2」
10月18日導入開始予定
メーカー:高尾
目標10,000台予定
パチンコ・パチスロ合わせて3作がリリースされ、業界内での知名度も確立されてきたシリーズから、最新作がパチンコ登場!
原作者の逝去により原作漫画は絶筆されており、コンテンツ容量が限定的であるために拡大的な展開がまま困難なシリーズとなっている。そんなシリーズだが、パチンコ最新作の本機はコンテンツに頼り切る事のない、スペックに特化した仕様となっている!
本機のリリース直後には間髪入れずにパチスロ最新作もリリースされるので、市場の活性化に期待したい!
スペック
本機は大当り確率約1/319.6のハイミドルであるが、前述のように昨今の流れによせたスペック特化になっている。基本スペックを表で確認してみよう。
基本スペック | |
タイプ | V確2種ループ |
通常時大当り確率 | 約1/319.6 |
RUSH中大当り確率 | 約1/5.5 |
RUSH中継続率 | 約83.5% |
遊タイム発動条件 | 通常回転959回後 |
遊タイム内容 | 2種時短128回 |
MAX出玉 | 約1,350個 |
MAX出玉比率(特図2) | 66% |
SA | 7.7 |
時速出玉 | 約36,400個 |
ベース | 下限B25 |
大当り振分 | ||||
ラウンド数 | 出玉(払出) | 状態移行 | 振分 | |
特図1 | 8R | 約1,200個 | 通常 | 49.5% |
5R | 約750個 | 2種時短128回 | 50.5% | |
特図2 | 10R | 約1,350個 | 2種時短128回 | 66.0% |
4R | 約450個 | 2種時短128回 | 17.5% | |
4R | 約450個 | 通常 | 16.5% |
※特図2大当り時は払出1個のVアタッカー開放1R分を含む
現市場では希少な2種ループとなっており、RUSHの特徴である〝出玉速度〟は、現市場No.1稼働を誇る「超韋駄天」を若干上回る性能を有している!
2種当選率の約1/5.5に対してSAは7.7、つまり約80%程度は1分以内に当たる計算。ループタイプであるため、特図2の2種当選からの振分があり、平均950発程度の大当りが83.5%で連荘する仕様となっている。
そして1種2種混合機の特徴でもあり残念感を与えてしまう要素「RUSH非突入・非継続時の時短ナシ」を、初当り通常は8R・1,200個の出玉獲得でカバーされている。またループタイプであるために、RUSH非継続時も4R(実質3R)の出玉を獲得して終了する仕様で、高性能RUSHを有していながらある程度のMIN出玉が担保されているバランス型なのだ!
遊タイムに関しては、通常大当り後に時短がないので到達までのヘソ消化回転数が長いタイプとなるが、発動後は2種時短となるだけに当確かつ即当りの性能を有している!
演出
原作の分量に限界があるためか、パチンコ前作をブラッシュアップした内容となっている。
全体的に前作よりも〝萌え〟を推した演出が多くなっており、RUSH中は任意で〝バトル〟or〝萌え〟の2つのモードが選択可能。さらに選択モードによって、ラウンド数や継続の告知タイミングが異なる仕様となっている。
ポイント
本機「P学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド2」の訴求ポイントはコンテンツ&スペックとなるだろう!
コンテンツに関しては、パチスロを中心にシリーズ作が多くリリースされており、最新作と分かる程度でいいだろう。どちらかというと、スペックを中心に訴求するのがベストか。
スペックに関しては、現市場で希少なループタイプである事を中心に、時速出玉の性能を訴求する事が効果的となるだろう。
言うまでもなく、「超韋駄天」の大ヒットの裏には様々な要因がある。
新型コロナや喫煙環境の変化に伴い、ユーザーのニーズが変化したのは間違いない。そのニーズにマッチしたのがご覧の通り「超韋駄天」だ。
出玉速度に加えて〝消化時間〟を表記するという、他機種の終了画面にはない情報量を多くした結果となっており、少ない出玉でも超出玉でも『ネタ』として十分に使える点が現在に至った理由と予想される。
とはいえ、それが最大のニーズなわけではなく、もちろん出玉速度自体のニーズは健在であり「超韋駄天」以上に出玉速度を有している「絶狼10カウント」「鳳凰∞」などの実績を考えれば、必要な要因の一つであるのは間違いないだろう!
これは現在のホールにとっても有難いコトであり、時短のない機種は客帯が低くなる傾向にあるが、一方で単価は高めとなる。情勢によってユーザーの行動が短時間遊技となっている現状ではニーズに合わせるしかない。
そんな状況下において、本機は十分な出玉速度と性能を有しているだけに、高い実績に期待したい!