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ガンダムシリーズの遊技機はこれまで数多くリリースされており、題材コンテンツとしては「ファースト」と「Z」、そしてその流れを受け継ぐ「逆襲のシャア」が使用された。
1979年から始まったガンダムシリーズは2020年現在も続いており、すべての年齢層において、各々リアルタイムに体感したガンダム作品があることだろう。そのような点は他の作品にはなかなかない強みだ!
ジャパニメーションの代表格でもある作品の最新遊技機として多くのファンが反応する事に期待したい!
そんなシリーズ最新作の本機は、高純増ATタイプ。「S青鬼」と似たスペックとなっているので比較しながら基本情報を確認しよう。
基本スペック | ||||||
Sシャア専用 | S青鬼 | |||||
設定 | CZ確率 | RUSH確率 | 出率 | CZ確率 | RUSH確率 | 出率 |
① | 1/250 | 1/1067 | 97.3% | 1/444 | 1/2408.7 | 97.4% |
② | 1/250 | 1/926 | 99.1% | 1/444 | 1/1641.4 | 99.0% |
③ | 1/250 | 1/849 | 100.6% | 1/444 | 1/1209.8 | 101.1% |
④ | 1/250 | 1/746 | 103.2% | 1/444 | 1/755.0 | 105.5% |
⑤ | 1/250 | 1/660 | 106.3% | 1/444 | 1/494.0 | 108.5% |
⑥ | 1/250 | 1/583 | 110.1% | 1/444 | 1/400.3 | 109.7% |
※CZは基本的に天井で発生
通常・AT仕様 | ||
Sシャア専用 | S青鬼 | |
50枚ベース | 約51.0G | 約52.1G |
通常フロー | CZバトル突破の「%」向上 | CZバトル突破の「回数」減算 |
CZ天井 | 250G | 444G |
CZ性能 | 通常状態 | ベルナビ5回 |
CZフロー(バトル回数) | 3回 | 5回(実質4回) |
CZ期待度 | 約28% | 約18.2% |
AT消化手順 | 2色目押し+押し順 | 2色目押し+押し順 |
AT純増 | 約8.0枚 | 約8.0枚 |
RUSH仕様 | ゲーム数上乗せ | SET数上乗せ&1000枚到達抽選 |
RUSHスタート | 特化ゾーン | 特化ゾーン |
RUSH最低保証 | 70G | 1SET(20G) |
RUSH期待枚数(設定1) | 約956枚 | 約1907.3枚 |
有利区間終了条件 | CZ3〜4回スルー or AT終了 | CZスルー or AT終了 |
上記のように、細部は異なるがゲームフロー自体は「S青鬼」に近い。青鬼と比べてRUSH当選時の期待枚数が減少した代わりに、CZ周期天井が短くなり、CZでのメダル払出が無くなった仕様と言える。
通常時はCZ突破率を向上させる「%」が付与されたコンテナ集めがゲーム性となっているが、「Re:ゼロ」の%とは若干だけ概念が異なる。本機の「%」はRe:ゼロのように3戦均一ではなく、1戦ごと個別の「%」が存在し、例えば通常時に「1%」を獲得した場合は3戦の内のいずれか1戦のみに付与され、残り2戦は0%アップとなるのだ。
RUSHはメイン役となるベルポイントや7揃いにてゲーム数を伸ばす仕様となっており、開始時の特化ゾーンでMIN70Gを獲得出来ていない場合は後乗せを含む他演出を経て告知される。
同社機「Sヱヴァンゲリヲンフェスティバル」と同筐体であり、ミニリール&巨大液晶となっている。
RUSH中は任意で演出タイプが選択出来、題材となっている『逆襲のシャア』の演出がメイン。そのほとんどの演出が描き下ろしされたものとなっており、コンテンツが活きている。
通常時は高頻度でポイント獲得が発生し、1000pt毎にコンテナを獲得する演出がメインとなり、コンテナの色で「%」の高低が示唆されている。CZである『百式バトル』では貯めた突破率でバトルを行うが、1戦ごとに異なる3機体が登場してくる。
本機「Sシャア専用パチンスロ 逆襲の赤い彗星」の訴求ポイントはコンテンツ&スペックだ。
「ガンダム」というコンテンツ自体の訴求は、日本国民なら大概知っているだろうことから〝今さら感〟もあるので、どちらかというとお盆前で唯一の新機種パチスロである点と、映える筐体を中心に導入自体の訴求が効果的となるだろう。
スペック面では、約5000円でワンチャンス狙える仕様を訴求する事が重要となるので、類似フローのCZ天井「Re:ゼロ-777G」「青鬼-444G」に対しての『250G』の訴求が効果的だろう!
レイアウトも回遊を意識し、類型機種を配置して相乗効果を狙うのもアリ。
本機は未だ不明な点が多く、「Re:ゼロ」「北斗天昇」のようにCZ or AT終了時に有利区間を引継いだ場合に期待値が上昇する仕様である可能性がある。そうであった場合はメインコンセプトである「250Gでワンチャンス」も常に成り立つわけではなくなり、状況によっては資産価値を含めて考えた上で、運用に注意が必要となるだろう!
それにしても、ガンダムシリーズは30タイトル近くあるにもかかわらず、未だ3タイトルしか遊技機化されていないのはある意味問題だと感じてしまう。
冒頭で触れた通りに、長年続くシリーズだけに各年代がそれぞれの〝ガンダム〟を持っている。「ファースト」「Z」「逆シャア」と、1980年代のタイトルでは前時代過ぎ、映像先品としてみても放送・視聴環境すら大きく変化したなかで、的確にユーザー層に響いているだろうか……。
遊技機の中でシリーズをより強化していく為には、若年層を囲い込む意味でも新しいタイトルでファンを広げていきたいところ。ガンダムシリーズの中でも幅広い層から支持を受けている「UC(ユニコーン)」などの遊技機化で、新時代の業界トップコンテンツの地位を確立してくれるような事に期待したい!