大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pリング呪いの七日間2」

2020.04.13 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は5月11日導入開始予定「Pリング呪いの七日間2」(JFJ)全国12,000台予定

業界でも屈指の人気を誇るJホラーの代表作「リング」はシリーズ機6作とスピンオフがいくつかリリースされている。本機はシリーズ2作目の「呪いの七日間」の後継機としてシリーズ初のナンバリング付きのリリースだ。

初代は2007年に無印でリリースされ、その4年後2011年に「呪いの七日間」、2014年に「運命の日」、2016年「呪い再び」以降「終焉ノ刻」「呪縛RUSH」「バースディ呪い」「貞子VS加耶子」に加え、他社から「貞子3D」と2016円以降は毎年のようにシリーズ機種がリリースされている。そのシリーズ機のほとんどが「進化」を銘打ったチャレンジスペックなども多い一方、本作は完全継承・真原点回帰と初期の長寿命機種を見習って開発したものとなっている!

さらには「遊タイム」も搭載されており、同時期リリース予定だった遊タイム搭載機がコロナウイルスによって販売延期となった事もあり、この時期では本機だけが独占的に登場する。そんな状況なだけに本機の活躍に期待したい!

スペック


そんな本機のスペックは約1/319のハイミドルSTタイプとなっている。基本スペックを確認してみよう。

基本スペック
項目 Pリング呪いの七日間2 CRリング呪いの七日間
タイプ ST ST
大当り確率(低確) 1/319.7 1/299
確変中大当り確率 1/52.5 1/56
RUSH突入率 100% 100%
RUSH継続率(ST回数) 約78%(74回) 約72%(70回)
最大出玉(比率:特1・特2) 1400個(24%・70%) 2160個(1%・55%)
遊タイム 搭載
遊タイム発動条件 通常確率884回消化
電サポ1214回(特図2通常確率抽選)

 

大当り振分
特図1 ラウンド数 出玉(払出) ST回数 電サポ回数 振分
10R 約1400個 74回 74回 24%
4R 約560個 74回 74回 60%
2R 約280個 74回 74回 1%
2R 約280個 74回 0回 15%
特図2 ラウンド数 出玉(払出) ST+時短回数 電サポ回数 時短含む継続率 振分
10R 約1400個 74回+884回 958回 約98.8% 7%
10R 約1400個 74回 74回 約75.9% 63%
4R 約560個 74回+884回 958回 約98.8% 3%
4R 約560個 74回 74回 約75.9% 27%

潜伏確変の存在や当選確率・継続率は初代と非常に似た仕様となっている。だが出玉振分や電サポに関する点は大きく異なる仕様だ。

特に電サポに関しては右打ち中の10%でST74回+時短884回に突入する点が特徴。時短884回はもちろん通常確率で消化され、つまり遊タイムの発動条件の「885回転消化」まで残り1回転のところまで電サポ状態が継続するということ。結果として時短884回の振分に当選すればSTをスルーして時短を駆け抜けても、1回転消化するだけで1214回の電サポへ再突入するのだ!経由する1回転も保留が溜まって入ればそれを消化するため、インターバルなしで電サポが繋がり、実質時短2098回=次回大当りがほぼ濃厚状態となるのだ!

演出


筐体の右上には実寸大の貞子が鎮座し、生々しい髪の質感や髪の隙間から目が見えたりと貞子ならではの恐怖を演出している。

そしてもう一つのデバイスである「貞ジョグ」は、ジョグの操作が液晶演出と連動している。非操作時は砂嵐状態になるが、操作していると直上にある貞子の手が急落下して自らの手に覆い被さり、演出に見入っている状況ならば非常に驚くことだろう!

液晶演出はシリーズ機を踏襲したものとなっており、ユーザー任意で選択可能な演出も存在している。

ポイント


本機「Pリング呪いの七日間2」の訴求ポイントはスペックとなるだろう!

コンテンツの訴求に関してはお馴染みである事に加え、いまだ市場に数多くのシリーズ機が残されている状況なので、シリーズ内過去機の後継機と訴求した所で伝わり難いだろう。それに加え、シリーズ過去機の後継機と銘打った機種の実績が余りかんばしくない状況が続いているだけに蛇足となる可能性も。

スペック訴求ではなんといっても、現市場では希少な100%突入STが一番であり、補足的に本来のユーザーが損をしない為に潜伏確変ヤメ遊タイム圏内ヤメをさせないように訴求する事が機種寿命に大きく関わるだろう!

 

コロナウイルスが全国的な稼働に大きな影響を与えている状況ではあるが、新台の稼働状況をみる限りでは遊技を楽しみにしている人々が一定数存在し、厳しい環境の中でも実際に遊技していることが分かる。
こんな状況下だからこそ、やむなく営業継続を選択されたホールなどで稼働させる際には遊技環境を十分に整備してもらいたい!

特に本機搭載の新デバイス「貞ジョグ」は肌に触れる役物であるから、感染リスクを想像されないように清掃の意思表示をするなどして不安の払拭に努める必要があるだろう!

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