青山真将樹「特定秘密!スロ蟻地獄から抜け出す凄技」
2015.02.24 / 連載【月曜】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版
第43回:ポイントは多品種少量購入
読者諸君‼ 勉強してるか⁉ 今週も良い話をしてやるからな‼ ちゃんと聞かないヤツは監獄固めでねじりあげてやる‼ 分かったか‼
客数増減と買い方の違い‼
まずは年末から1月登場機種の「パチスロプレイヤー遊技経験率」を見ろ。
パチスロ サラリーマン金太郎 55.3%※数字は遊技経験率
パチスロ 黄門ちゃま喝 54.8%
パチスロ アレジン 45.5%
パチスロ 蒼穹のファフナー 43.6%
パチスロ ひぐらしのなく頃に煌 42.0%
※各機種新台設置3週間~1カ月時期 プレイヤー1000人に聞いた遊技経験率
上の数値は、直近1カ月に3回以上20スロを遊技したプレイヤー1000人に「各機種を遊技したことがあるか」と質問し、「ある」と回答した率だ。「サラリーマン金太郎」「黄門ちゃま」の2機種については、かなり高遊技経験利率だということが分かるな。では、諸君、次のデータも見てほしい。同調査の2014年7-10月調査版だ。
パチスロ 押忍!サラリーマン番長 56.2%※数字は遊技経験率
パチスロ 蒼天の拳2 53.4%
パチスロ 鉄拳3rd 43.5%
パチスロ やじきた道中記乙 40.6%
パチスロ 戦国乙女 西国参戦編 37.3%
※各機種新台設置3週間~1カ月時期 プレイヤー1000人に聞いた遊技経験率
どうだ、何か気づいたヤツはいるか? え、「全然わかんない」だと‼ ドアホ、即答すんな。ちょっとは考えろ。(1分間眺めとけ‼) お、気づいたヤツがいるようだな。さすが、オレの生徒達だ。そう、「年末~1月機種の方が設置台数が少な目なのに、遊技経験率が高め」だよな。7から10月機種の場合、遊技経験率が50%を超える「サラリーマン番長」「蒼天2」はいずれも「超」がつく大量導入機種だ。それに対し、「サラリーマン金太郎」「黄門ちゃま喝」については、そこまでの大量導入機種でもない。3位以下も同様の傾向があるな。ご存知のとおり、昨年秋のパチスロ審査基準再徹底後、パチスロ新台の登場が減ったよな。現在も毎月の登場機種は少なめだけど、結果、「1機種あたりのプレイヤー遊技経験率が高くなっている」という現象が起こっているわけだ。考え方によっては「パチスロ新台は以前より多くのプレイヤーが遊技してくれるのでお買い得」ともいえる。大型機種が登場しないから、前年に比べパチスロ部門の客数は減っているんだけど、新機種登場数も減っているからバランスは良いわけ。客数の増減別に「機械の買い方」を整理すると以下のようになる。
・客数減時期→多品種少量(沢山の機種を少台数で購入)
・客数増時期→少品種多量(少数の機種を多めの台数で購入)
こういう考え方は理に適っている。今は完全に「多品種少量購入」が正しい時期。客数が少ない時は「色々打ちたい」というプレイヤーの気持ちを刺激し、「一人当たりの遊技頻度」を上げてもらう必要があるわけだ。客数減時期というのは外部集客がしにくい時期でもあるので、店内の常連さん達にちょっとづつ沢山の機種を遊技してもらうイメージで機種構成を決めるといいと思うぞ。
客数減時期に何もしないと確実に業績ダウン‼
いまだに「パチスロはダメだから、今はなにもしない方が良い」とか言うアホなコンサルもいるようだが、客数減時期に何もしないと確実に業績を落とすぞ(当たり前だ‼)。市況にマッチした機種・買い方を使いこなして、機械入替は継続すべし‼ 適切な買い方とバランスポイントを理解すれば、いまパチスロは「儲かる部門」だからな。今日の話、頭の中に叩き込んどけ‼ それじゃ、今週はこれまで。またな‼
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グローバルアミューズメント(株) 代表取締役 青山真将樹
元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。