青山真将樹「牙狼活用のマル秘数字」

【週刊】青山真将樹のデータダイナマイトweb出張版

第21回：ここからが勝負‼　「牙狼金色」活用のポイント

読者諸君、しっかりと勉強してるか‼　今週も「データダイナマイトweb出張版」の講義をはじめるぞ‼　今週も超いい話を聞かせてやるからな、しっかりと聞いて実践しないと旋回式ハイフライフローをぶちかましてやる。分かったか‼

■「牙狼金色」活用のポイントを教えてやる‼

PiDEA.web会員のお前等にだけ、特別にいいことを教えてやる。下記はパチンコプレイヤーに聞いた「主要機種想定投資金額ランキング」だ‼　しっかりと頭に叩き込みやがれ‼

【主要機種想定投資金額ランキング】

1位：CR牙狼　金色になれ　　20,271.7円（回答数　506）

2位：CRぱちんこルパン三世～消されたルパン～　17,119.1円（回答数　474）

3位：CRリング3～運命の日～　 16,984.4円（回答数　321）

4位：CR牙狼ＦＩＮＡＬ   16,686.7円（回答数　316）

5位：CRぱちんこキン肉マン　夢の超人タッグ編　15,888.9円（回答数　351）

※直近1ヵ月に3回以上4円パチンコ遊技層　20代～60代男女を対象としたweb調査。

　牙狼金色　9月、リング3　8月、その他機種　7月に調査実施。

上記は実際の投資金額ではなく、プレイヤーが想定する1回あたりの投資金額平均値だ。つまり、「これくらいの金額で当たったら良いな～」とプレイヤーが心の中で考えている金額の平均値といえる。ご覧のようにNO1人気機種といえる牙狼は、他機種に比べると頭ひとつ抜けた想定投資金額となっている。当然、主要機種で1位だ。つまり、現在のプレイヤーは「牙狼金色を打つ時だけは、ちょっと多めにお金を使う」というスタンスで遊技に臨んでいるといえる。（ちなみに2位はルパンだ）プレイヤーに気持ち良く遊技してもらうためには、「想定投資金額内で割と頻繁に当たる状況」を作ってあげる必要がある。特に、牙狼金色のようなシニア客・女性客を集客できる定番機ではなるべく「ドハマり」を発生させちゃダメ。シニア、女性は定番機でドハマりを経験すると「この店とは相性が悪い」と考え、店イメージを一気に悪化させる契機となる。

 ■「牙狼金色」は最低でも1000円で16回は回せ！

以下は「CR牙狼～金色になれ～」の大当たり確率　1/399.6に対する「当選確率ごとの必要スタート数」だ。

【1/399.6　当選確率ごとの必要スタート数】

（当選確率）　　（必要スタート数）

50.0%　→　　　　277回

55.0%　→　　　　319回

60.0%　→　　　　366回

 牙狼金色を366回スタートさせたら、大当りをひく確率は60%という意味だ、分かったか。前述のように牙狼金色に対するプレイヤーの想定投資金額は20,271.7円だから、想定投資金額内で当る「千円あたりの必要スタート数」は

（想定投資金額内当選確率）　　（千円あたりの必要スタート数）

　50.0%　　　　　　　　　→　　13.7回

　55.0%　　　　　　　　　→　　15.7回

　60.0%                  →　　18.1回

となる。ん、お前、ちょっと確率論を持ち出したら急に渋そうな顔つきになったな、ヘタれんな‼　分からないヤツは音読で5回くらい読め‼　だんだん分かってくるから。つまり、1000円18回程度のスタートを維持していたら、比率として「予算内当り：予算内では当たらない＝6:4」の構図が維持でき、「運が悪い方を引かなければ、想定予算内で初当たりを引ける店」となる訳だ。しかしながら、千円あたり14回程度のスタートだと、「予算内当たり：予算内では当たらない」の関係がフィフティーフィフティー（50:50）の状況で、「プレイヤーの引きまかせの店」になっているといえる。毎日遊技してくれる常連さんは、この差を敏感に感じ、「ヒキ勝負ではなくちょっとでもコンスタントに当りが引ける店」に定着するわけだ。この点を理解していれば、牙狼金色のような機械は予算内当たり率55.0%（千円15.7回スタート）は最低でも維持しないと、「牙狼金色イチ押しの店」とは言えないな。どうだ、超いいことを教えてやったぞ、え、なに、数字がいっぱい出てくるとよく分からないだと？　そんなヤツは、数字嫌いを叩き直してやるから、オレが主催する「機械評価勉強会」にさっさと出席しろ‼　お前が本気で挑むなら、責任をもって偏差値70まで押し上げてやる‼　現在、年会費半額キャンペーン中だ‼　分かったか‼

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グローバルアミューズメント（株）　代表取締役　青山真将樹

元 Hondaの商品企画プロジェクトリーダー。2007年とあるコンサル会社に入社。在籍6年9か月で4度の年間コンサルティング受注額1位を獲得。トップ コンサルタントとして活躍する一方、サラリーマンコンサルは業界に貢献できないと痛感。2013年12月独立。各種データを駆使し、メーカー& ホールの双方にコンサルティングを行う業界唯一のコンサルタントであり経営者。