新人が不安になるGWにできること

2019.04.29 / 連載

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第91回「自分がされて嬉しかったこと」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。

世間は10連休のゴールデンウイーク真っただ中。ホールの皆様はお忙しい毎日を過ごしていることと思います。

 例年より長い大型連休。接客サービス業にとっては、超繁忙期であると同時に、「ここで頑張れるだろうか…」「このまま続けて良いのだろうか…」「自分はこの仕事に向いていないんじゃないだろうか…」と、新入社員が超不安に駆られる時期でもあります。

昨年は、新入社員の4割強がゴールデンウイーク中に転職サイトに登録した、という話もありました。

 「初めての社会人」「初めての職場」「初めての繁忙期」「初めての社会の厳しさ」「初めての失敗」「初めてのクレーム」「初めての挫折」…初めてだらけに直面している今の時期、新入社員のフォローやケアはとっても大切です。

普段よりも忙しい毎日で、人手も足りない。そんな中で新入社員を気にかけるのは少し大変かもしれません。でも絶対に、ないがしろにしたり、足手まとい感をだしたり、目の前でため息をついたり、しないでください。

 本人達も、本人達なりに必死で頑張っています。自分の力不足を痛感しています。不安で不安定な毎日です。そんな時に、少しでも拒絶されている感や、ないがしろにされている感を感じたら、落ち込み、委縮してしまいます。動きが鈍くなるのはもちろん、「しんどいな」「やめたいな」とすら思ってしまうかもしれません。

 ご自身が新人の頃を思い出してみてください。初めからなんでも出来たわけではないはずです。誰にでも、右も左もわからない時期があった。些細なことで慌てたり、ミスを繰り返したり、叱られたり、褒められたり、守られたりしながらここまできたはずです。

 早期離職の理由も、ここでもう少し頑張ろうと思える理由も、一番は人間関係です。

「早い段階で会社を辞めようとしたけど思い留まったことがある」という人に理由を聞くと、ほとんどの方が社内の人がキッカケだと話してくれます。

「あの時〇〇さんがこう言ってくれたから」「あの時〇〇さんがこんな風にフォローしてくれたから」「守ってくれたから」「だから自分もそうなりたいと思いました」「だからここで頑張りたいと思いました」「ここにいたいと思えました」そんな言葉が、どの方からも出てきます。

そんな風に言ってもらえるように、そんな風に思ってもらえるように、自分がされて嬉しかったこと・自分がされたかったこと、を新入社員や若手社員にしてあげてください。

そんな関わりの積み重ねが、早期離職を防ぐ一番の方法です。



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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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