大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S蒼天の拳」

2018.12.17 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は1月7日導入開始予定「Sパチスロ蒼天の拳~朋友~」(サミー)全国25,000台予定

本機は『蒼天の拳シリーズ』パチスロ三作目となり、現在アニメ放送中となる『蒼天の拳REGENESIS』を原作としたものとなる!市場導入時にはラストを迎えている頃で、視聴者となるファンにホールで余韻を味わって頂くには最適な時期と言えるだろう。未だに前作「蒼天の拳2」も規模は小さいながら高稼働ランキング上位の常連となっており、6号機では新たなスペックとなる本機にはスペックバリエーションの一つとして大いに期待したい!!

そんな本機のスペックは表向き純増6.0枚のSET LOOP型AT機と捉えるのが分かりやすいのかもしれないが、厳密に言えばAタイプだ。超高確率で成立するボーナスは特定の状況下での当選でボーナス中メイン役の押し順が発生する事により獲得枚数が飛躍的に跳ね上がるツインビッグ仕様。程度は異なるが「ハイスクール・フリート」のような仕様となる。ただし特定状況下というのが、他AT・ART機のレア役等から高確率状態などを経由してAT・ARTを当選させるものと同じ状態。AT・ART当選状態でのボーナス入賞に限って約120枚獲得可能となるボーナスになる。だが、特定状況下以外でのボーナス当選は押し順が発生しない為に同社機「Sチェインクロニクル」と同様にボーナス消化そのものが実質ペナルティとなり、ペナルティ内容は『約70G&約8枚減少』程度のものとなる。

そして、本機一番の注意点ともなるシステムとして、本機は有利区間を押し順発生のボーナス時にのみ発動させているので他6号機同様に2,400枚リミッターを搭載しているのだが、天井機能を有利区間とは別に内部RTを利用した機能で搭載している。その為に天井の1200Gはボーナス終了後からのセットとなるので、通常時に成立し続けているボーナスを入賞させてしまった時点で天井がリセットされてしまうのだ!

フローとしては『北斗・蒼天シリーズ』を踏襲した作りとなっており、各レア役からの期待値や成立役以外でのレア役変換などのシステムも搭載している。そして、『バトルボーナス(リアルボーナス)』も約1/10の確率で成立し続ける事でボーナス終了後に若干のインターバル(通常)を挟んで『66%~89%&継続ストック機能』で連荘する仕様となる!バトル敗北後には引き戻しモード『伝承試練』へ移行するのだが通常の「死合の刻」後は50%程の引き戻し率となり、上位の「天授の儀」後は70%程で有利区間完走確率が跳ね上がるのだ!

演出においても、『北斗・蒼天シリーズ』を踏襲した作りとなっており原作アニメーションの演出に加え、レア役後のカウントダウンとレア役転換を行う『七星システム』が通常時のメイン演出となる!バトルボーナスも原作アニメーション演出を基礎にした演出がメインとなっているのだ!

本機「Sパチスロ蒼天の拳~朋友~」の訴求ポイントは『スペック』に尽きるだろう。『初代北斗バトルボーナスシステム』というのが北斗ユーザーへは効果的となり、『約120枚×バトル勝率66%~89%』による既視感を感じてもらう事がポイントとなるだろう!ただし、コンテンツ自体は『北斗』ではない事から『北斗の拳』と『蒼天の拳』の相関や、北斗シリーズでの熱い演出(継続率示唆など)に代わる演出の紹介など店舗努力が必要になると思われる。

本機の注意点は上記の“訴求努力”に合わせ、遊技フローの“目押し”となり、『バトルボーナス図柄』を“通常時=外し”と“特定状況下=入賞”と共に説明が必要だ。前作の「チェインクロニクル」でも一部の店舗ではペナルティボーナス入賞状態で放置されるなど嫌がらせのような事態もあったと聞き及んでいる。本機に関しては【天井クリア】のペナルティまで付加されているだけに不意の入賞も含めて細心の注意が必要となるだろう!

『北斗シリーズ』の括りで捉えれば、「強敵」も市場撤去され3月下旬には「転生」の撤去も予定されている中で、代替となる新機種の噂も現時点では耳にしていない状況となる。本機は懸念点も多い性能ではあるが、自主規制により同スペックの開発が困難な状況になる事も踏まえ、『北斗難民』が生まれないような活躍を切に願いたい。

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